英雄達の記録
[ 2014.08.25 掲載 / 2017.12.08 更新 ]
大会参加者の行動が物語本編やカードに影響するユーザー参加型イベント、
「英雄達の戦記(ヒロイックサーガ)」「英雄達の軌跡(ヒロイックロード)」。
皆様が行動を起こした結果、どのように物語が動いたのかを一覧にまとめました。
[ 2017.12.08 追記 ]
・激憤のサタンの記録を追加しました。
英雄達の戦記 第1章
第1話 別府湾攻防戦 - Sunset Intercept -
開催地区 | 中国・九州編(福岡県) |
開催日 | 2012年5月19日(土) |
対戦形式 | 赤の世界と白の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 赤:勝利時 赤の世界が進軍に成功 |
白:勝利時 赤の世界の進軍を阻止 | |
反映カード | B03-018「サンセットインターセプト」 |
story
日本を掌握するため東征を画策する黒崎神門と九大英雄アレキサンダーは白の世界の中心地に当たる京都・大阪方面へ向けて大規模な部隊を派兵した。
いち早く動きを察知した誇りのフィエリテの進言により、白の世界上層部は松山市からエンジェルとセイクリッドビーストの混成軍を別府市へ派兵することで、赤の世界への牽制を図る。対する赤の世界はこれを水際で防ぐべく、別府湾に布陣して迎え撃った。
アレキサンダーを始めとするブレイバーの奮闘むなしく、赤の世界は被害を拡大してゆく。「サンセットインターセプト」と名付けられた白の世界の電撃作戦が功を奏し、赤の世界による白の世界への侵略は一旦保留となった。
第2話 佐渡防衛線 - Crimson Invasion -
開催地区 | 中部・北陸編(愛知県) |
開催日 | 2012年5月26日(土) |
対戦形式 | 青の世界と赤の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 青:勝利時 赤の世界の進軍を阻止 |
赤:勝利時 赤の世界が進軍に成功 | |
反映カード | B03-040「クリムゾンインベイジョン」 |
story
数日前に勃発した「別府湾攻防戦」で白の世界の意識を四国・九州方面へ向けさせた隙を突き、黒崎神門は青の世界の勢力圏内にある佐渡へ、海上から少数精鋭部隊を向かわせた。彼の地に拠点を築けば、手薄な日本海側から青の世界を攻略し易くなると考えたからである。作戦名は「クリムゾンインベイジョン」。
しかし、別の極秘任務でたまたま佐渡を訪れていた各務原あづみとソードスナイパーリゲルにより、青の世界の本隊が到着するまでの時間稼ぎがなされ、神門の作戦は未然に防がれることとなった。
第3話 憎しみの魔人 - The Abyss -
開催地区 | 関東編(東京都) |
開催日 | 2012年6月3日(土) |
対戦形式 | 黒の世界と赤青白緑連合チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 黒:勝利時 オディウムが完全覚醒 |
連合:勝利時 オディウムを討伐 | |
反映カード | B03-080「ジ・アビス」 |
story
世界最大級のブラックポイントが発生した東亰。ここに憎しみを糧とする魔人オディウムが誕生した。
かつてない強大な力を察知した他の4世界はオディウムの完全なる覚醒を防ぐべく、それぞれが選りすぐりの特別編成部隊を黒の世界へ進入させた。5つの世界が台頭して以降、初となる異世界共同戦線である。
しかし、憎しみの力に汚染され死をも恐れぬ黒の軍勢はただただ強く、連合軍は敗走を余儀なくされた。さらなる憎しみを得たオディウムは、以降も力を振るい続けている。
第4話 涙の復讐者 - Avenger of Tears -
開催地区 | 近畿・四国編(大阪府) |
開催日 | 2012年6月10日(土) |
対戦形式 | 白の世界と黒の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 白:勝利時 飛鳥が綾瀬を説得 |
黒:勝利時 綾瀬が飛鳥を黙らせる(物理) | |
反映カード | B03-059「アベンジャーオブティアーズ」 |
story
3年前、善良な両親を天使に殺された上柚木綾瀬は、復讐を誓った。己の生命を四足の勝利者ズィーガーに預け契約を交わした綾瀬は、その獰猛な爪を振るわせ、来る日も来る日も天使狩りに没頭する。冷酷なる「天使殺し(エンジェルキラー)」。いつしか彼女はそう呼ばれ、恐れられる存在となった。
ある日の夜、天使殺しは誇りのフィエリテと天王寺飛鳥の前に立ち塞がった。望む望まないに関わらず、問答無用で始まる殺し合い。いつまでも闇夜に響く斬撃と爆発音は付近の住民を震え上がらせたという。
極限の状況下での命を賭けた戦いの決着は、意外な結末となって訪れた。綾瀬の頬を伝う涙の意味を知ろうとする飛鳥の強い想いと悲痛な叫びが力となり、フィエリテがズィーガーの爪を退けたのである。綾瀬は対天使戦において初となる敗北の苦渋を味わうとともに、天王寺飛鳥の名を胸に深く刻みこむのだった。
第5話 小さな守護者 - Little Guardian -
開催地区 | 北海道・東北編(宮城県) |
開催日 | 2012年6月30日(土) |
対戦形式 | 緑の世界と青の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 緑:勝利時 ライカンスロープの集落防衛 |
青:勝利時 ライカンスロープの集落壊滅 | |
反映カード | B03-100「リトルガーディアン」 |
story
増殖を繰り返す植物を駆除するべく指令を受けた各務原あづみとソードスナイパーリゲルは「佐渡防衛戦」で合流した青の世界の軍勢を率いて新潟・山形県境へ向かう。世界の境界付近へ到達するやいなや、緑の世界の住人と遭遇。殲滅戦が始まった。
方や植物の侵食を受けにくい機械の身体、方や無尽蔵に襲いかかる植物や蟲の大群。一進一退の攻防が混乱をきわめる中、名も無きライカンスロープの村が戦火に呑まれた。戦う力を持たない者たちに危害が及ぶことを良しとしないあづみとリゲルであったが、いきり立つ両者を止めることはかなわず、間もなく始まる惨劇に目を背けたその時……!
青葉千歳と刀の武人 龍膽が身を呈して立ちはだかり、さらには両者の争いを収めた。困っている者は人間だろうとゼクスだろうと厭わない千歳の心意気が、後にふたつの世界の架け橋となることを、この時はまだ誰も知らなかった。
英雄達の戦記 第2章
第1話 第一次乙女大戦 - Jealousic Spark -
開催地区 | 近畿・四国編(大阪府) |
開催日 | 2012年9月1日(土) |
対戦形式 | 白の世界と赤の世界と黒の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 白:勝利時 フィエリテが飛鳥を死守 |
赤:勝利時 卑弥呼が飛鳥を奪取 | |
黒:勝利時 ソリトゥスが飛鳥を奪取 | |
反映カード | B05-058「第一次乙女大戦」 |
story
天王寺飛鳥。彼の数奇な運命の輪は、望む望まざるに関わらず様々なものを引き寄せる。そんな彼の元へ、赤の世界のブレイバーと黒の世界のディアボロスが訪れた。
飛鳥の「素質」に惹かれて彼を連れ去ろうとしたブレイバーの名は、卑弥呼。その企みを阻止すべくパートナーゼクスのフィエリテが割って入った隙に、今度はディアボロスのソリトゥスが己の孤独を埋めるべく飛鳥に寄り添う……。居場所を荒らされ、尊厳を穢され、みるみる不機嫌になってゆくフィエリテの怒りは計り知れない。かくして、赤白黒3つの世界を股にかけた、乙女たちの壮絶な戦いの火蓋が切って落とされたのだった。
飛鳥本人に、選択権はない。
第2話 猫の恩返し - The Cat Returns -
開催地区 | 中部・北陸編(愛知県) |
開催日 | 2012年9月2日(日) |
対戦形式 | 青の世界と白の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 青:勝利時 ケット・シーたちを捕縛 |
白:勝利時 ケット・シーたちが逃走&名古屋炎上 | |
反映カード | B05-040「猫の恩返し」 |
story
白の世界の猫は何でも商う。儲けが見込めるならば、彼らには世界の壁など薄皮も同然だった。商魂たくましい彼らケット・シー軍団が、今回の仕入先に選んだのは……青の世界!
未知なる機械をコッソリ頂戴するため侵入した6匹のケット・シー。だがしかし、万全な警備体制を前に為す術もなくウッカリ見つかってしまう。逃走手段を求めて駆け込んだ先は駐車場。「これに乗れば逃げられる!」と6台の車に乗り込んだ6匹は、手当たり次第にエンジン始動ボタンを探し、あれよあれよいう間に合体を終えた「ダームスタチウム」が名古屋の街へ降り立つこととなる。
ケット・シーの制御を離れ暴走を始めたダームスタチウムの鎮圧に手間取り、名古屋は火の海と化してしまったのだった……。ちなみに、タイトルの「猫の恩返し」の真意は未だ不明のままである。
第3話 渇望 - Three Rogues -
開催地区 | 関東編(東京都) |
開催日 | 2012年9月8日(土) |
対戦形式 | 黒の世界と青の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 黒:勝利時 ズィーガー大暴れ |
青:勝利時 ズィーガー返り討ち | |
反映カード | B05-080「渇望」 |
story
天使殺し(エンジェルキラー)の相棒、ズィーガーは近頃機嫌が悪い。飛鳥&フィエリテに敗北を喫して以来、綾瀬がエンジェル以外のゼクスを標的に選ばないからであった。
本拠の神奈川へ向けて静岡付近をさまよっていた綾瀬とズィーガーは、突如、巨大ロボット・テクネチウムの襲撃を受ける! が、あっけなくこれを破壊。続けざまに襲ってきたのは、青の世界を代表するバトルドレスのひとり、アドミニストレータ デネボラの命を受け、黒の世界の調査に訪れていたアヴィオール、ギルタブ、フォーマルハウト!
怒れるズィーガーは1vs3の窮地をものともせず、返り討ち。渇きを満たすのだった。
第4話 仮面罵倒会 - Game Reserve -
開催地区 | 北海道・東北編(北海道・宮城県) |
開催日 | 2012年10月13日(土) / 2012年10月14日(日) |
対戦形式 | 緑の世界と黒の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
《北海道編》 | 緑:勝利時 サエウムを捕縛 |
黒:勝利時 サエウムがやりたい放題 | |
《東北編》 | 緑:勝利時 バルバルスを討伐 |
黒:勝利時 バルバルスがやりたい放題 | |
反映カード | B05-099「仮面罵倒会」 |
story
女子供の姿が消える……。ライカンスロープの里に危機が迫っていた。2人の無法者が黒の世界より訪れたからである。ひとりはバルバルス。子供を無差別に襲い、糧としていた。ひとりはサエウム。女性をねらい、その美貌で虜にしてしまう。そして毒牙は剣淵相馬の相棒フィーユと、ウェアアントラーの子供にも!
窮地を救わんと立ち上がったのは青葉千歳、龍膽、相馬、そしてウェアアントラーのお父さん! 彼らの勇気は2人の魔人を退けることができるのか!?
だがしかし、勇士たちの力は及ばず、まとめてさらわれてしまうのだった……。ただしフィーユだけはサエウムを引っ掻いて、自力で脱出してきた模様。
第5話 仁義なき戦い - Crimson Roar -
開催地区 | 中国・九州編(広島県・福岡県) |
開催日 | 2012年10月27日(土) / 2012年10月28日(日) |
対戦形式 | 神門&アレキサンダー(神)と呂布&ハンニバル(象)チームに分かれ 勝利数を集計 |
《中国編》 | 神:勝利時 アレキサンダーが呂布を圧倒 |
象:勝利時 呂布がアレキサンダーを圧倒 | |
《九州編》 | 神:勝利時 神門がハンニバルを陥れる |
象:勝利時 ハンニバルが神門を陥れる | |
反映カード | B05-020「クリムゾンロアー」 |
story
赤の世界は唯我独尊。特にブレイバーには野望を持つ者が多い。この頃我が物顔で赤の世界のゼクスを煽動している黒崎神門をよく思わない者がいるのも、当然のことであった。きな臭い噂を嗅ぎつけた神門はアレキサンダーと別行動を取り、反乱分子のあぶり出しを行う。
広島でアレキサンダーを待ち受けていたのは呂布。そのパワーは九大英雄と呼ばれるアレキサンダーをもってしても、聞きしに勝るものであった。一方、博多でハンニバルと対峙する神門は飛来する象を軽やかに避けつつ、作戦の完了を秒読みしていた……。
呂布から手痛い一撃をもらい、膝をつくアレキサンダー。しかしその表情には笑みが浮かんでいた。神門の策が成功したからである。
「ハンニバル、恐竜に踏まれる」
悪い報せを受けた呂布は引き上げていった。
※博多と広島での勝利ポイント合計値上は呂布&ハンニバル優勢でしたが、同時開催された「天才軍師を応援しようキャンペーン」により神門&アレキサンダー側へ大量のポイントが加算されました。
英雄達の戦記 第3章
第1話 ベイブリッジの死闘 - Destiny Bane -
開催地区 | 関東編(東京都) |
開催日 | 2013年2月3日(日) |
対戦形式 | 赤の世界と青の世界と白の世界と黒の世界と緑の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 赤:勝利時 アテナがデスティニーベインを撤退させる |
青:勝利時 アルデミランがデスティニーベインを撤退させる | |
白:勝利時 リアンがデスティニーベインを撤退させる | |
黒:勝利時 ルナティクスがデスティニーベインを撤退させる | |
緑:勝利時 月下香がデスティニーベインを撤退させる | |
反映カード | B07-078「ベイブリッジの死闘」 |
story
東京湾上空に突如現れた巨大な影。誰もが一度は耳にしたことがあるだろう、架空の生物。それは「ドラゴン」そのものであった。オディウムの禍々しき気配に引き寄せられるように、黒き竜デスティニーベインが姿を現したのだ。そして、黒き竜は手当たり次第に東京湾周辺の破壊を始めた。
世界間のいざこざに囚われている場合ではない。天王寺大和が夜空に放ったメッセージを受け、オディウム討伐に駆けつけた各世界のエースたちが疲労した身体を奮い起こし、再び武器を手に取る!
長い死闘の果て。月下香の一撃が決め手となり、デスティニーベインは空の彼方へ消えていった。彼の者にとってはほんの遊び程度に過ぎなかったのかもしれない。崩れ落ちたベイブリッジの瓦礫に身を任せ、共闘した者たちは不吉な予感に身を震わせるのだった。
第2話 贖罪の羊 - Atonement -
開催地区 | 近畿・四国編(大阪府) |
開催日 | 2013年3月3日(日) |
対戦形式 | 白の世界と黒の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 白:勝利時 ガルマータが綾瀬を説得 |
黒:勝利時 綾瀬がガルマータを黙らせる(物理) | |
反映カード | B07-058「贖罪の羊」 |
story
弓弦羽ミサキのパートナー・ガルマータには深い後悔があった。命令とはいえ、かつて自らが率いていたガーディアン部隊が、人間の村を滅ぼしたことである。その中には、上柚木綾瀬の両親も含まれていた……。到底赦されるものではないが、ガルマータはそれでも足を運ばずにはいられなかった。
時を同じくして同じ場所を、綾瀬当人も訪れていた。白の世界を裏切り、唯一の生存者・綾瀬を安全な場所へ避難させたゼクスがガルマータであることを、彼女は知らない。遭遇したガーディアンをエンジェルが差し向けた追手だとみなした綾瀬が、相棒へ指示を与える。ズィーガーの爪が一閃した。
ミサキの声援も虚しく、ガルマータは敗北を喫した。精神の鎧の維持もままならず、ボロ雑巾のように転がるガルマータにズィーガーのとどめの一撃が迫る。
「聞いてくれ……綾瀬……」
そして彼女は知った。宿敵の天使の名がガムビエルであることを。
第3話 紅に染まる羽 - Lex Aeterna -
開催地区 | 中国・九州編(福岡県) |
開催日 | 2013年3月24日(日) |
対戦形式 | 赤の世界と白の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 赤:勝利時 アレキサンダーがカーディナルブレードを撤退させる |
白:勝利時 フィエリテがカーディナルブレードを撤退させる | |
反映カード | B07-019「紅に染まる羽」 |
story
天王寺飛鳥をフィエリテの元からさらうことに成功した卑弥呼は、上機嫌で温泉旅行を楽しんでいた。しかし、その笑顔が曇る。壮絶な怒気をはらんだ気配を察知したからであった。飛鳥を置き去りにして、瀬戸内海を逃亡する卑弥呼をフィエリテが追走する。当時の出来事を、後に卑弥呼は震えながらこう語っている。
「あれは般若じゃ。修羅かもしれん」
卑弥呼が逃げ込んだ広島の地では、先の戦いを終えた黒崎神門とアレキサンダーが合流を果たしていたが、白い悪魔の襲来を察知し、すぐさま警戒態勢に入る。赤と白、2者の戦いは避けられないのか!? だが、予期せぬ客人はもうひとりいたのだった。
フィエリテの禍々しき気配に引き寄せられるように、紅き竜カーディナルブレードが姿を現す。ドラゴンの剣が振るわれるたびに炎の斬撃が縦横無尽に走った。そして、アレキサンダーが呂布にやられた鬱憤を晴らすべく、カーディナルブレードに挑む!
飛鳥、ここでもいいとこなし。
第4話 蒼紅激突 - Sera Strikes! -
開催地区 | 中部・北陸編(愛知県) |
開催日 | 2013年4月7日(日) |
対戦形式 | 青の世界と赤の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 青:勝利時 怜亜が世羅を止める |
赤:勝利時 世羅が怜亜をボコす | |
反映カード | B07-037「蒼紅激突」 |
story
青の世界のゼクス使い戦斗怜亜と、赤の世界のゼクス使い倉敷世羅は幼なじみである。しかし、恋仲だとか兄妹のように育ったなどというような、甘い関係ではない。何も考えてないようで、何でもそつなくこなす天才肌の世羅を、悪夢に見るほど怜亜は恐れていた。
名古屋を守るため、今日も怜亜は正義の使者セイント・レイとして出動する。赤の世界から迫り来る恐竜を止める指令が下ったのだ。思わぬ強敵の登場に正義の心を燃え上がらせる怜亜。大丈夫さ! 相棒のローレンシウムがいれば、何だってできるのだから!
恐竜の名はオリハルコンティラノ。その頭に乗っているのは、怜亜の悪夢こと世羅であった。行方不明の母親を探すため、道中ハンニバルを踏みつけながら宮崎から疾走して来たのだ。正義の使者はトラウマに打ち勝ち、ダームスタチウムの暴走事件から復興したばかりの名古屋の平和を守ることができるのか!?
一度は危機に陥ったものの、憧れのリゲルさんの写真を見て勇気を奮い立たせた怜亜は、ローレンシウムのパワーを最大まで引き出すことに成功。オリハルコンティラノを圧倒したのだった。
第5話 真夜中の逃走劇 - Secret Night -
開催地区 | 北海道・東北編(宮城県) |
開催日 | 2013年4月20日(土) |
対戦形式 | 緑の世界と黒の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 緑:勝利時 ルクスリアを捕縛 |
黒:勝利時 ルクスリアが逃走 | |
反映カード | B07-099「真夜中の逃走劇」 |
story
緑の世界はまたも黒の世界の襲撃を受けることとなった。しかし、ターゲットは剣淵相馬ただひとり。襲来した魔人の名は七大罪 色欲の魔人ルクスリア。特に実害がないと分かると、緑の世界の住人たちは傍観を決め込んだ。
あれこれ相馬を挑発するルクスリアは、フィーユがキャプチャーされたカードデバイスをあっさり奪うと、一晩中、相馬を引き連れ回す……。ようやく追いついた先で、ルクスリアが真意を告げた。相馬に秘められた「樹人化」の能力を見たい。フィーユはそれと引き換え、とのことであった。
怒りに震える相馬は身体に樹木の鎧をまとい、ルクスリアへ襲いかかる! しかし、相手は黒の世界を牛耳る七大罪のひとり。剣の切っ先が届くことはなく、逆に弄ばれる始末だった。またもフィーユの奪還に失敗した相馬。勢いが空回りする相馬。なんだかんだでフィーユは返還されたものの、彼の女難癖を決定付ける事件となってしまった。
英雄達の戦記 第4章
第1話 紡がれる戦記 - Trigger of War -
開催地区 | 関東編(東京都) |
開催日 | 2013年9月16日(月祝) |
対戦形式 | 黒の世界と青の世界と緑の世界に分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 青:勝利時 山形県と神奈川県が青の世界になる |
黒:勝利時 福島県と静岡県が黒の世界になる | |
緑:勝利時 茨城県と新潟県が緑の世界になる | |
反映カード | B10-080「トリガーオブウォー」 |
story
謎に包まれた存在、竜の巫女はひとりだけではなかった。5人の竜の巫女はこの世界の未来を自ら属する世界のものへと導き、他の世界の可能性を潰すため、活動を開始する。
ひとりでも多く優秀なゼクス使いを軍門に引き入れるため、青の竜の巫女ユイ、黒の竜の巫女バラハラ、緑の竜の巫女クシュルは、関東地方周辺で睨み合っていた。互いの手の内を読み合う膠着状態が破られ、そして……3ヶ所で同時に戦いが勃発する!
ひとまず初戦を制したのはバラハラ率いる黒の世界のゼクス使いたち。この結果を受け、黒の世界は影響圏を拡大、福島と静岡を手中に収めたのだった。
第2話 兵火燃ゆる灼熱の森 - Black Coffin -
開催地区 | 北海道・東北編(北海道) |
開催日 | 2013年10月6日(日) |
対戦形式 | 緑の世界と赤の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 緑:勝利時 北海道を死守 |
赤:勝利時 北海道が赤の世界になる | |
反映カード | B10-099「兵火燃ゆる灼熱の森」 |
story
他世界侵略の動向は、竜の巫女がもたらすものだけではない。全国統一の野望を実現させるべく、赤の世界から織田信長が多数の武将を引き連れ北海道を強襲したのだ。
迎え撃つは、菖蒲率いるホウライ勢とウェアタイガー率いるライカンスロープ義勇軍、そして物見遊山のリーファー。統制に不安が残るものの、ブラックポイントの彼方にある緑の世界よりも、よほど肥沃で暮らしやすい緑の大地を守り抜きたいという気持ちは、誰もが同じだった。
だが、寄せ集めの群衆ではやはり圧倒的な指揮系統を誇る信長軍を押し返すことかなわず。北海道は赤の世界の地として染められてしまうのだった……。
第3話 めざめよー - Innocent Faith -
開催地区 | 近畿・四国編(大阪府) |
開催日 | 2013年10月13日(土) |
対戦形式 | 白の世界と緑の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 白:勝利時 和歌山県を死守 |
緑:勝利時 和歌山県が緑の世界になる | |
反映カード | B10-060「めざめよー。」 |
story
白の竜の巫女ニノは少々異色な竜の巫女である。彼女がゼクス使い候補たちに望むことはひとつ。白の世界の始まりの竜を信仰すること。しかし、言葉足らずな彼女は始まりの竜について上手に説明できないため、闇雲に「あがめよー!うやまえー!」と説き、相手が根負けするのを待つのみである。
だがしかし、その懸命でひたむきな姿に心を打たれ、白の世界のゼクス使いとなってしまった若者たちは数知れず。緑の世界から差し向けられた八大龍王の陰謀もなんのその、むしろ緑の世界のゼクス使いをも巻き込む勢いであった。
かくいうあなたも、明日には声をかけられるかもしれない。純真な瞳で訴えかける彼女の申し出を拒むことはできるだろうか。
「めざめないのー?」
第4話 正義の黄昏 - Justice Zero -
開催地区 | 中部・北陸編(愛知県) |
開催日 | 2013年11月10日(日) |
対戦形式 | 青の世界と白の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 青:勝利時 岐阜県を死守 |
白:勝利時 岐阜県が白の世界になる | |
反映カード | B10-039「正義の黄昏」 |
story
超科学の粋を結集してつくられた、青の世界の決戦兵器ローレンシウム。その兄弟機にしてさらなる性能を誇る後継機であるサイクロトロンは「神器」の名に恥じぬ無敵の強さを示した。こともあろうにローレンシウムを破壊してしまうことで……。
嘆く怜亜を尻目に、サイクロトロンのパイロット・雷鳥超が出動する。その強大な力を恐れた白の世界から、十二使徒 獅子宮ウェルキエルと巨蟹宮ムリエルが、多数の軍勢を引き連れて現れたからだ。超は援護を申し出る同胞たちの声を無視し、ことごとくエンジェルやガーディアンたちを打ちのめしてゆく。
だが、多勢に無勢。無敵と呼ばれた黒き神器サイクロトロンは夕闇に没した。岐阜を侵略され、信念をへし折られ、超は行き場のない怒りを叫びという形で表すことしかできなかった。
第5話 闘争心 - Sunset Intercept 2 -
開催地区 | 中国・九州編(福岡県) |
開催日 | 2013年11月24日(日) |
対戦形式 | 赤の世界と青の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 赤:勝利時 大分県を死守 |
青:勝利時 大分県が青の世界になる | |
反映カード | B10-018「闘争心!」 |
story
武勇あふれるブレイバー、獰猛なギガンティック、神秘の力を振るうミソス。いずれ劣らぬ勢いを誇る赤の世界の種族の中で、唯一、非力なイメージが定着している種族があった。技術者集団のマイスターである。彼らが赤の世界を支える縁の下の力持ちであることは相違ないが、いかんせん力こそパワーの現場においては影が薄い。
寿命が短ければ身体が頑強というわけでもないマイスターだが、彼らとてやる時はやる。それを証明したのが別名「第二次 別府湾攻防戦」とも呼ばれる戦いである。敵は偵察にやってきた青の世界のキラーマシーン集団であった。
マイスターたちは自作の武器を手に取り、次々と「ポンコツ」たちを「スクラップ」に変えていく。製造が得意な彼らにかかれば解体だってお手の物なのだ。身の丈よりも大きな殺人機械を恐れぬその闘争心を、赤の竜の巫女メイラルは満足そうに見守っていた。
英雄達の戦記 第5章
第1話 すれ違う想い - Monochrome Memories -
開催地区 | 関東編(東京都) |
開催日 | 2014年3月9日(日) |
対戦形式 | 黒の世界と白の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 黒:勝利時 千葉県を死守 / 八千代がさくらを黙らせる |
白:勝利時 千葉県が白の世界になる / さくらが八千代を説得 | |
反映カード | B11-078「すれ違う想い」 |
story
上柚木八千代は双子の姉。活発で強気だが、誰よりも脆く壊れやすい心を持っている。優秀な家系である上柚木家の者にありながら、成績や生活態度は褒められたものではなく、学校でも自宅でも孤立しがち。居場所を探し求める彼女は黒の竜の巫女バラハラから受け取ったカードデバイスを握りしめ、憧れの「綾瀬ちゃん」のようにクールなゼクス使いを目指し、あてどなくさまよい続けている。
上柚木さくらは双子の妹。品行方正で大人しく、いつも陰ながら姉を見守っている。しかし彼女は、誰からも高く評価される己の存在もまた、姉を追い詰めていることに気付いていない。失踪した姉の力になれなかったことを悔やみ、さくらも後を追うようにして家を出た。そこへ現れたのは白の竜の巫女ニノ。彼女はさくらにカードデバイスを託すと “めざめよー!” とだけ告げ、姿を消した。
双子姉妹が再び巡り会ったのは、生まれ育った千葉だった。話し合いが決裂した末の、ゼクス使いとしての戦いさえも妹に敗れてしまった八千代は、自宅へ戻ることを承諾した。だがしかし、さくらが目を離した数刻後にはまたも姿を消してしまうのだった。上柚木姉妹の溝は、深い。
第2話 二つの忠義 - Battle of Bust Broke Out -
開催地区 | 近畿・四国編(大阪府) |
開催日 | 2014年4月13日(日) |
対戦形式 | 白の世界と緑の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 白:勝利時 香川県を死守 / ミサキが千歳をなだめる |
緑:勝利時 香川県が緑の世界になる / 千歳無双 | |
反映カード | B11-059「二つの忠義」 |
story
各務原あづみ&リゲルとともに宮崎の山間、高千穂を目指していた青葉千歳&龍膽は、瀬戸内海で鳴門の大渦に巻き込まれ、小舟を難破させてしまった。あづみたちとはぐれ、辿り着いた地で手を差し伸べてくれた者の名は、抜群なスタイルと眼鏡がチャームポイントの美少女、弓弦羽ミサキ。ボランティアで全国を巡業するアイドルとして、密かに知名度上昇中の人物である。
だがしかし、流行に疎い千歳はそんなことなど露知らず。ミサキもまた、千歳を年端もいかぬ少年だと勘違いしてしまった。ミサキの的外れなおせっかいに、いらいらを募らせる千歳。不幸な出来事に拍車をかけたのは、ふたりとも義に厚く主人に忠実なゼクスを連れていたことだろうか。かくして、どうしようもなく不毛な、ゼクス使い同士の戦いが発生することとなった……。
その晩、すっかり和解した龍膽とガルマータは、似たもの同士の苦労を語りながら、場末の屋台で夜を明かしたという。
第3話 正義の黄昏 そして 暁 - Justice Express -
開催地区 | 中部・北陸編(愛知県) |
開催日 | 2014年5月11日(日) |
対戦形式 | 青の世界と白の世界(+赤の世界)チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 青:勝利時 岐阜県を奪還 |
白:勝利時 岐阜県を防衛 / 軍師神門の株が上がる | |
反映カード | B11-039「正義の黄昏 そして 暁」 |
story
白の世界の天使たちの総攻撃を受け、甚大な損耗を被ってしまった《漆黒の神器》ことサイクロトロン。そのパイロットである雷鳥超もまた、迫り来る「敗北」に強い衝撃を覚えていた。孤独であり続けた彼に仲間という概念は存在しない。だから誰より強かった。その彼が力に屈することは、己を否定されたにも等しい。
傷つきながらも《絶界》ですべてを拒み続ける超。そんな彼をかばうように立ち塞がる者がいた。かつて完膚なきまでに叩きのめした敗者であるはずの戦斗怜亜とローレンシウムの登場に、超が動揺する。さらには気のいいメタルフォートレスたちまでもが、同胞の危機を前に、白の世界の天使たちへ徹底抗戦を宣言する!
一方、《青い神器》の出現を受け、天使側にも援軍が現れていた。黒崎神門とアレキサンダー率いる赤の世界の軍勢が、赤白同盟の名のもとにウェルキエル率いる白の世界との連合軍を結成し、青の世界のメタルフォートレスたちを粉砕せんと襲いかかる!
軍配は青の世界側に挙がった。早々に戦線離脱していたローレンシウムの力強い応援が決め手となったのかもしれない。
第4話 猫ふんじゃった - Ne-Co Fun Jitter -
開催地区 | 中国・九州編(岡山県) |
開催日 | 2014年6月8日(日) |
対戦形式 | 赤の世界と青の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 赤:勝利時 岡山県を死守 / 世羅がメインクーンをボコす |
青:勝利時 岡山県が青の世界になる / リゲルがメインクーンをおしおき | |
反映カード | B11-019「猫ふんじゃった」 |
story
天王寺大和のパートナーであるクレプスから、母親をさらったのは白の世界のねこたちとの情報を手に入れた倉敷世羅は、名古屋を目指し、大和が隠れ住む群馬の秘密基地(百目鬼財団支部)を後にした。厄介払いができたとクレプスは安堵の溜息をついたが、大和は世羅に弁当のカステラを持たせなかったことを軽く後悔していた。
それから数週間後のこと。
青葉千歳&龍膽とはぐれた各務原あづみ&リゲルは、岡山の山中でケット・シーと遭遇していた。あづみに害を為す不埒者の出現に、怒り心頭のリゲル。その様子を見て、ふかふかの体毛を蒼白にするメインクーン。一攫千金をねらって振り下ろされた彼の虫取り網は、あろうことか、あづみの頭にかぶさっていた。
そこへ、ねこを目の敵にする世羅が壮絶な迷子の末、オリハルコンティラノに乗って現れた! 《にゃんこキラー》と《爆走破壊神》の挟み撃ちとなったメインクーンが助かる道は、もはやない。リゲルと世羅、ねこを懲らしめる「権利」を懸けた戦いが幕を開ける!
そして、世羅の勝利で幕は下ろされた。
第5話 戦火晴らす不知夜の月 - Raid on -
開催地区 | 北海道・東北編(北海道) |
開催日 | 2014年7月6日(日) |
対戦形式 | 緑の世界と赤の世界チームに分かれ 勝利数を集計 |
分岐 | 緑:勝利時 北海道を奪還 |
赤:勝利時 北海道を防衛 / 軍師官兵衛の株が上がる | |
反映カード | B11-098「戦火晴らす不知夜の月」 |
story
北海道の緑なす大地を赤き焔で蹂躙した織田信長は、後の掃討戦を軍師である黒田官兵衛に一任した。それを受け、官兵衛は残存する敵対勢力を根こそぎ排除すべく、各地を攻略する武将たちへ指示を出した。“ 追い詰められた獣たちを侮るな” と。
一方そのころ、菖蒲とウェアタイガー率いるホウライとライカンスロープの義勇軍は、撤退の悔しさを噛み締め、不屈の闘志を燃やしていた。不毛な緑の世界を飛び出し、やっと手にした新天地。自然の恵み豊かな北海道を、おいそれと手放すわけにはいかないからだ。決死の覚悟で再戦を挑む彼らには、ある希望もあった。
時は満ち。
剣淵相馬率いる東北のブラックポイント付近からの援軍到着に合わせ、北海道各地で両軍勢が激突! 奪還するための、あるいは侵略を確たるものにするための戦いは、壮絶を極めた。やがて戦火は収まり、勝利を告げる旗が大地へ突き立てられたが……その旗は幾多の返り血を浴び、真っ赤に染まっていたという。
英雄達の戦記 第6章
第1話 最期の一撃 - Fallen Angel Killer -
開催地区 | 関東編(東京都) |
開催日 | 2014年9月7日(日) |
対戦形式 | 黒の世界と白の世界のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 黒:勝利時 綾瀬勝利 / ガムビエルが神祖の嫉妬の仮面をかぶる |
白:勝利時 ガムビエル勝利 / 綾瀬が神祖の嫉妬の仮面をかぶらされる | |
反映カード | B14-080「フォールンエンジェルキラー」 |
story
両親を殺した天使が目の前にいる。血涙を流すほどに憎悪を向けたガムビエルが目の前にいる。その事実に、高揚感に、上柚木綾瀬は総毛立った。綾瀬のただならぬ気配を察知し、パートナーのズィーガーが口元を歪める。ガムビエルを倒せばふたりの間に交わされた契約は完了だ。報酬は綾瀬の生命。その瞬間は迫っていた。
ガムビエルは人間を見下している。その人間に使役される黒の世界のゼクスさえ、しょせん敵ではないと認識していた。だから彼女は「遊び」が終わった後のことを考える。黒の世界のディアボロスが必死になって探している《神祖の仮面》を、人間がかぶったらどうなるのだろうか、と。
ガムビエルは強かった。だが、敗れた。勝敗を分けたものは、死をも恐れぬ綾瀬の執念だろうか。突きつけられた死を恐れるあまり、ガムビエルが藁にもすがる想いで神祖の嫉妬の仮面をかぶる!
かくして……十二使徒 宝瓶宮ガムビエルは消え去り、新たな絶望が誕生してしまった。綾瀬の復讐は、まだ、終わらない。
第2話 おまえをボコすデース! - Scarlet Maidens -
開催地区 | 中部・北陸編(愛知県) |
開催日 | 2014年10月12日(日) |
対戦形式 | 青の世界と赤の世界のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 青:勝利時 七尾勝利 / 世羅を捕まえる |
赤:勝利時 世羅勝利 / 名古屋炎上 | |
反映カード | B14-039「おまえをボコすデース!」 |
story
獅子島・L・七尾は帰国子女にして、発明大好きなくのいちである。天真爛漫で人当たりが良く、多彩な技術を持つ彼女だが、誰にも知られていないもうひとつの顔を持っていた。彼女は青の世界の技術の粋を結集してつくられた《紅い神器》シンクロトロンに搭乗する、3人目のパイロットだったのだッ!
ある日のこと。
さらわれた母親を探し求める旅を続ける倉敷世羅が、オリハルコンティラノに乗って、岡山から名古屋まで舞い戻って来た。敵襲の報せを受けた七尾が緊急発進(スクランブル)し、激突する真紅の乙女たち! またしても名古屋に未曾有の危機が迫るッ!!
巨大怪獣と巨大ロボによる激戦は、七尾による防衛成功という形で決着した。《神器》に名古屋突入を阻まれた世羅は一時的に囚われの身となってしまったが、彼女の真意を知った七尾は世羅と固い約束を交わすのだった。ふたりの目的はひとつ。悪いねこ、カール一味をやっつけ、世羅の母親を救い出すこと!
第3話 白黒つけようや - Lagrangian Point -
開催地区 | 近畿・四国編(大阪府) |
開催日 | 2014年11月3日(月) |
対戦形式 | 白の世界と黒の世界のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 白:勝利時 飛鳥勝利 / サタンを討伐する |
黒:勝利時 サタン勝利 / 飛鳥・綾瀬・さくらが殺される | |
反映カード | B14-059「白黒つけようや」 |
story
天王寺飛鳥は東京某所にそびえ立つ魔王城を訪れていた。悪逆非道な殺戮を続ける飛鳥の兄、天王寺大和を止めるためである。飛鳥にはふたりの少女が同行していた。上柚木綾瀬はいまにも折れそうな飛鳥の心の支えとして、上柚木さくらは憧れの存在であった大和を説得するため。
だがしかし、すべては手遅れだった。
在りし日の陽気な言動は見る陰もなく。大和は自らを《那由多の災厄サタン》と名乗り、飛鳥たちを「贄」と呼んだ。禍々しくも漆黒に彩られた姿は悪魔そのもの。飛鳥がよく知る人物たちも、異形となってサタンに付き従っている。
飛鳥は覚悟を決めた。
5つの世界の思惑が入り乱れる現代世界では、ふとしたきっかけがあらゆる並行世界を生む。2014年春頃より展開していた《並行世界Y.T.編》のファイナルエピソードに当たるこの物語が、現実のものとなる可能性は……決してゼロではない。
第4話 その輝きは700光年の彼方 - Mobius Loop -
開催地区 | 北海道・東北編(宮城県) |
開催日 | 2014年12月14日(日) |
対戦形式 | 緑の世界と青の世界のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 緑:勝利時 クシュル勝利 / 対青の世界で先手に回る(クシュルの出番が増える) |
青:勝利時 ユイ勝利 / 対緑の世界で先手に回る(ユイの出番が増える) | |
反映カード | B14-100「その輝きは700光年の彼方」 |
story
これは少しだけ未来の物語。
「もうやめて!」
森の中に悲痛な叫びが木霊する。各務原あづみのパートナーであるリゲルは、緑の世界の領域でライカンスロープを相手に、暴虐の限りを尽くしていた。かけがえのない大切な友達をいつも映していたその瞳は、リソースを供給するためだけの道具を見据え、呟いた。
「意味不明です」
機械に支配された青の世界、自然と共存する緑の世界は根底から相容れない。互いを天敵と定め、その地に暮らす者を駆逐対象としていた。殲滅戦を己に課せられたミッションと定め、無慈悲に振るわれ続けるリゲルの凶刃! 破竹の進撃を続ける彼女を止めたのは、竜をも退けた実力者、ホウライの月下香だった。
リゲルを機械呼ばわりする月下香にあづみが叫ぶ。
「リゲルは機械なんかじゃない!」
パートナーの声に剣筋が鈍ったのか、ただ単に月下香の勢いに圧されただけなのか。真実は誰にも分からない。
一方、樹人化を多用した相馬は10日間もの眠りに就いた……。
第5話 怒髪天を衝く - Last Dance -
開催地区 | 中国・九州編(福岡県) |
開催日 | 2015年1月25日(日) |
対戦形式 | 赤の世界有利 全体の対戦数に応じて青の世界が巻き返す |
分岐 | 800戦以上 リゲルチーム大勝 |
600戦以上 両陣営痛み分け | |
600戦未満 リゲルチーム大敗 | |
反映カード | B14-019「Last Dance」 |
story
東方から北九州への侵入を試みる、青の世界と緑の世界からの不審人物がいる。黒崎神門からもたらされた情報は事実だった。
勢力争いに敗れた世界の未来が永遠に失われることとなるこの時代では、他世界の者は等しく敵である。九大英雄ジャンヌ・ダルクと創星六華閃レーヴァテインは、不本意ながらも各務原あづみをさらい、相手の出方を確かめることとした。
たちまち怒りを爆発させたリゲルが現れ、ジャンヌ・ダルクへ襲いかかる! さらには闘争心をかきたてられたレーヴァテインの挑発により、あづみの制止さえ受け付けなくなってしまう。戦いはもはや避けられなかった。いずれにしても赤の世界のふたりはひと目で分かる実力者。2vs1は圧倒的にリゲル不利かと思われたが、そこへ別行動をしていた青葉千歳と龍膽が駆けつけたのだった。
一刻も早くあづみをモウギの元へ連れてゆき、病気を治してあげたい。その気持ちが力となり、リゲルたちは見事障害を突破して見せた。
英雄達の戦記 7
第1話 まけられない! - Bonds of Friendship -
開催地区 | 関東編(東京都) |
開催日 | 2015年2月22日(日) |
対戦形式 | 黒の世界と赤の世界のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 黒:勝利時 八千代&アルモタヘル勝利 |
赤:勝利時 ほのめ&迦陵頻伽勝利 | |
反映カード | B15-079「まけられない!」 |
story
上柚木綾瀬の生き様に、生命を懸けた戦いに憧れていたのは、文字通り憧れでしかなかった。綾瀬と十二使徒 宝瓶宮ガムビエルの死闘を目の当たりにした上柚木八千代とパートナーのアルモタヘルは、己の無力さを思い知らされる。だが、天王寺大和との出会いで弱さを認めた彼女は、強さを手に入れたいと願うようになった。
蝶ヶ崎ほのめは打倒黒崎神門を誓う新進気鋭のゼクス使い。だが、パートナーの迦陵頻伽とはいまいち歯車が噛み合わない。ちぐはぐなふたりを見て、八千代が強さを手に入れるための足掛かりに選んだのも不思議はなかった。
表面上は勝利をつかみ自信をつけたい八千代と、初戦を勝ち星で飾り打倒神門の景気付けとしたいほのめの対決。しかしながら、勝負の本質は誰よりも大切な主人を勝たせたいパートナーゼクス同士の意地の張り合いにあった。八千代を敬愛するアルモタヘルはもちろん、普段ほのめを小馬鹿にしている迦陵頻伽も口には出せない事情から、ほのめのことを大切に想っていた。
火花を散らす両者の勝負は八千代側の圧勝となったが、2組のゼクス使いたちはもっとずっと頼もしく成長してゆくことだろう。
第2話 罪深き天使の牢獄 - Adonai Melekh -
開催地区 | 近畿・四国編(大阪府) |
開催日 | 2015年3月29日(日) |
対戦形式 | ガムビエル勢力有利 全体の対戦数に応じて飛鳥&さくら勢力が巻き返す |
分岐 | 1,800戦未満 A展開 フィエリテ、フォスフラムが奮闘するも多勢に無勢。 撤退を試みるもののさくらがガムビエル一党につかまってしまう。 |
1,800戦以上 B展開 敵の数が多く苦戦するも、フォスフラムの活躍により撤退に成功する。 |
|
2,200戦以上 C展開 フィエリテの一撃がガムビエルの仮面を撃つ。 仮面の力が暴走を始め、ガムビエル一党は撤退。 |
|
反映カード | B15-058「Adonai Melekh」 |
story
終末天使。
かつて四大天使に封印された、凶悪な力を秘めた天使たちである。精神力こそ四大天使に一歩遅れを取るが、破壊を望む邪悪な衝動は随一。この世に終末をもたらす者としてその名が与えられた。
しかし、四大天使ガブリエルの独断により、封印が解かれた。
異変に気付いた四大天使ミカエルS.K.は、四大天使ウリエルA.T.と四大天使ラファエルA.K.に深い縁を持つ天王寺飛鳥と天使フィエリテの守護をより確かなものに……そう考えた矢先、終末天使サンダルフォンの奇襲を受け封印されてしまった。最後の力を振り絞り、ミカエルは “己自身” に思念を飛ばす。
飛鳥とフィエリテを狙う輩は終末天使だけではなかった。
仮面をかぶりディアボロスとして新生した元十二使徒 宝瓶宮ガムビエルが、終末天使と結託したのだ。絶望的な状況だったが、ミカエルからS.O.S.を受け取った上柚木さくらが駆けつけたことにより風向きが変わる。全力防御のフォスフラムがメタトロンやアザゼルらの動きを一瞬止めたその隙に、フィエリテの一撃がガムビエルの仮面にヒット! 不安定な白と黒の制御を失ったガムビエルを連れ、終末天使たちは姿を消した。
第3話 怒りの斬魔真紅剣 - 299 Cait Sith -
開催地区 | 中部・北陸編(愛知県) |
開催日 | 2015年4月26日(日) |
対戦形式 | カール勢力有利 全体の対戦数に応じて七尾&世羅勢力が巻き返す |
分岐 | 2,000戦未満 A展開 七尾とシンクロトロンの奮戦むなしく、ケット・シー軍団に敗北、撤退。 世羅の母親を救い出せないどころか、シンクロトロンも大破させられてしまう。 |
2,000戦以上 B展開 怒りの七尾とシンクロトロンの活躍で、ケット・シー軍団を蹴散らすことに成功。 囚われの身となっていた世羅の母親を救い出したものの、シンクロトロンは中破させられてしまう。 |
|
2,500戦以上 C展開 怒りの七尾とシンクロトロンの活躍で、ケット・シー軍団を蹴散らすことに成功。 囚われの身となっていた世羅の母親を救い出す。 |
|
反映カード | B15-040「299 Cait Sith」 |
story
ついにこの日が来た。
白の世界に追われるのも、母親が消えたのも、すべてオリハルコンティラノをねらう《カール一味》の仕業だった。倉敷世羅はその企みを粉砕すべく、仲良くなった七尾とともに悪の巣窟へ乗り込む!
しかし、世羅はカールに “ティラノと母親どちらかを選べ” と選択を迫られてしまう。幼い世羅を追い詰める非道さに、七尾の怒りが大爆発! シンクロトロンが猫のアジトで大立ち回り! 迎え撃つのは金で雇われた無数のケット・シー軍団。多勢に無勢のこの状況、七尾は小さな友情に応えることができるのか!?
しょせんは金に目が眩んだケット・シーたち。シンクロトロンの凶悪な強さを前に、我先にと散り散りになり、気付けば親玉のカールさえもいなくなっていた。
「おかあさん……おかあさん! やっと会えた!」
かくして母娘は再会を果たした。七尾と、カードデバイスの中のオリハルコンティラノも、ふたりを祝福していた。
第4話 魔蜂姫の虜囚 - Intention of Yggdrasil -
開催地区 | 北海道・東北編(北海道) |
開催日 | 2015年5月31日(日) |
対戦形式 | 緑の世界1と緑の世界2のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 緑1:勝利時 相馬がフィーユのカタキを討つ |
緑2:勝利時 きさらが相馬を屈服させる | |
反映カード | B15-098「Intention of Yggdrasil」 |
story
物心つく前にブラックポイントの彼方へ連れ去られたことで、人間の身にありながら魔蜂姫ヴェスパローゼやプラセクトたちを家族と信じる、わずか7歳の少女・百目鬼きさら。彼女はヴェスパローゼの “悪い物の怪を一緒に倒そう” という言葉に従い、大樹ユグドラシルの意思に歯向かう者たちの討伐を開始しようとしていた。
この日、きさらに実戦経験を積ませるためのターゲットに選ばれたのは、娑伽羅の頼まれごとの延長で甲虫女王ヘルソーンを捜索していた剣淵相馬とパートナーゼクスのフィーユ。きさらとヴェスパローゼの正体に感づき臨戦態勢に入るが、きさらが操るロイヤルブリゲイドたちの群れに集中攻撃を受けたフィーユが返り討ちに遭ってしまった。怒りに燃え樹人化した相馬は、ヴェスパローゼやロイヤルブリゲイドたちの群れへ単身挑む!
人間の能力を超越した相馬の勢いに圧されたきさらの喉元へ剣が突きつけられたことで、勝負は決した。ヴェスパローゼは気を失ったきさらを抱えると “ヘルソーンは私の同胞よ” と告げ、飛び去った。
第5話 消失 - Dimension Crush -
開催地区 | 中国・九州編(福岡県) |
開催日 | 2015年7月5日(日) |
対戦形式 | 緑の世界勢力有利 全体の対戦数に応じてほのめ&出雲勢力が巻き返す |
分岐 | 700戦以上 A展開 出雲とほのめたちの活躍により、緑の世界の軍勢はブラックポイント付近まで撤退。 一時的に福岡と沖縄以外の九州地方が緑の世界勢力圏となるが、長崎、佐賀、鹿児島を取り戻す。 |
400戦以上 B展開 出雲とほのめたちの活躍により緑の世界の植物の侵蝕を阻むが、境界付近は予断を許さない状況。 一時的に福岡と沖縄以外の九州地方が緑の世界勢力圏となるが、佐賀を取り戻す。 |
|
400戦未満 C展開 最前線まで緑の世界の植物の侵蝕を許す。 福岡と沖縄以外の九州地方が緑の世界勢力圏となる。 |
|
反映カード | B15-018「Dimention Crush」 |
story
蝶ヶ崎ほのめは自衛隊北九州方面隊を訪れていた。黒崎神門が以前、この地を根城にしていたという情報を入手したからだ。神門の現在地を把握している可能性は極めて高い。
突然の来客を出迎えたのは、最高責任者たる神門の代理を務める青年・都城出雲だった。東京奪還を掲げ東征を開始した神門を信頼する出雲に対し、神門への不信感を吐露するほのめ。あくまで私情や直感に依る証言ではあったが、直後に発生した天変地異により、ある程度的を射ていたことが証明されてしまう。
赤のブラックポイントが消失し、新たに緑のブラックポイントが出現したのだ。以前、神門は出雲に対し、緑の世界との取引が発生していることを報告していたが、赤の世界を見捨てるような内容であるとは言及していなかった。
完全に不意打ちの形となったこの戦を指揮する者は、緑の世界の実力者・八大龍王。その先陣に立つのは、先だって九州入りしていた跋難陀(ウパナンダ)と摩那斯(マナスヴィン)のふたりだった。赤の世界は一時、九州のほぼ全土を侵略されるまで追い込まれたが、出雲率いるゼクスたちの奮闘や、ほのめと迦陵頻伽の助力により、敵軍を撤退させることに成功した。
英雄達の戦記 8
第1話 断罪を待つ銃口 - Disruption of Heart sound -
開催地区 | 関東編(東京都) |
開催日 | 2015年9月13日(日) |
対戦形式 | 黒の世界と赤の世界のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 黒:勝利時 大和&クレプス勝利 |
赤:勝利時 出雲&ガーンデーヴァ&ジャンヌダルク勝利 | |
反映カード | B17-080「守る者の意地」 |
story
家族を事実上の人質に取られ、百目鬼財団に “次はない” と最後通牒を突きつけられた天王寺大和は、黒崎神門の必殺に決意を固めた。
尊敬と信頼からの失意。度重なる不義理に業を煮やした都城出雲は、黒崎神門の断罪のため関東を目指した。
神門に因縁を持つふたりが出会い、敵対することとなったのは、神の気まぐれか悪魔の悪戯か。
創星六華閃ガーンデーヴァと九大英雄ジャンヌダルクに応戦するのは、クレプスひとり。表情にこそ出さないが、出雲は勝利を確信している。一方、姿を隠した大和は、ある一点に銃口を向けていた。
銃声が轟き、砕け散ったのは出雲のカードデバイス。強大なゼクスふたりを支える手段を失った出雲は敗走を余儀なくされ、己の慢心を悔いるのだった。
大和もまた、殺しができない己の甘さを責めた。
「死神と呼ばれたル・シエルも、焼きが回ったものだな」
第2話 わたくしの為に鐘は鳴る - M's Message -
開催地区 | 近畿・四国編(大阪府) |
開催日 | 2015年10月11日(日) |
対戦形式 | 白の世界と赤の世界のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 赤票<白票 ミサキがマリーを改心させる |
赤票>白票 マリーはミサキを下すがミサキのことも認める | |
赤票>白票+1,000 マリーはラグジュアリィを奪い去る | |
反映カード | B17-059「値千金の愉悦」 |
story
事件は、暴君・九大英雄マリー・アントワネットの元から逃げ出してきた服飾職人ラグジュアリィを、弓弦羽ミサキがかくまったことから始まった。
ラグジュアリィを巡るミサキとマリーの言い争いはヒートアップしてゆく。ミサキがゼクス使いであることをお茶の間にカミングアウトするなどの余波を生み出しながらも、やがて、雌雄は決闘でつける運びとなった。持論こそ大きく異なるものの性格的に近いふたりが出会ったことに、すべては起因しているのだろう。
鳴り響く鐘の音。金の力でいずこからか招き寄せた軍勢を仕向け、自らも九大英雄としての実力を遺憾なく発揮したマリーが勝者となった。
だが、ガルマータとラグジュアリィのふたりきりで勝ち目のない戦いを挑みながらも、最後まで不屈の闘志をぶつけてきたミサキに対し、マリーは久方ぶりの充足感を覚えるのだった。
「また暇潰しに来ますわ。ラグジュアリィ、貴方はクビです」
マリーは高らかに言い放ち、空飛ぶ馬車で飛び去った。
第3話 蒼の矢 黒の矢 紅の矢 - Asterism -
開催地区 | 中部・北陸編(愛知県) |
開催日 | 2015年11月3日(火祝) |
対戦形式 | 青の世界1と青の世界2のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 青1:勝利時 怜亜&超&七尾勝利 なんとかアステリズムを撃退するが、代償は大きかった。 ローレンシウムが破壊され、逃避行の終着点も見えない。 そんな中、3人はマーメイドのルートヴィヒと出会った。 |
青2:勝利時 アステリズム勝利 本領を発揮したアステリズムは、怜亜たちを圧倒した。 3人は青の世界に囚われ、神器とも隔離されてしまう。 超と七尾は己の正義と希望を託し、怜亜を脱出させた。 |
|
反映カード | B17-027「偉大なる正義の頭脳」, B17-034「偉大なる正義の精神」 |
story
治安維持部隊・特務機関アステリズム。彼らは表向き、緊急時にのみ招集される正義の精鋭である。しかしながら、シャスターに集積された膨大なデータを記憶・知識としてバックアップする “装置” としての側面も持つ。アドミニストレータ カノープスの第ニ人格が有する歪曲した情報が共有された結果、彼らは怜亜たちを凶悪なテロリストと認定した。実は虚となり、虚は実となる。正義の使者セイント・レイとその司令官が築いた絆とて、例外ではない。
戦いを拒む怜亜を超が叱咤し、七尾が諭した。
怜亜は割り切れない気持ちを押し込め、運命に立ち向かう。
しかし、まがりなりにも特務機関と呼ばれ、なおかつローレンシウムをよく知る相手。力でねじ伏せる作戦は困難を極めた。心身ともに消耗してゆく相棒を見かねたローレンシウムは怜亜を脱出させると、最終必殺技《ファイナル・ジャスティス》の発動を選択。
すべてを吹き飛ばす爆音が轟く中、超は致命傷を負った敵に止めを刺そうと襲いかかるが、聞こえるはずもない怜亜の叫びがその行動を思い留まらせた。
最期の高笑いが、いつまでも3人の耳に残っている……。
……硝煙が晴れた戦場には頭部だけの無残な姿でローレンシウムが転がっていた。怜亜と七尾が咽び泣き、超も目を逸らす。
「HAHAHA!! 我ながら素晴らしい最期だったな! 自爆は漢のロマンだが、二度とやりたくないものだね!!」
「生きてんのかよ!?」
第4-1話 ソーマが眠る地で - Next Future -
開催地区 | 中国・九州編(福岡県) |
開催日 | 2015年12月5日(土) |
対戦形式 | 赤の世界1(ほのめ)と赤の世界2(世羅)と緑の世界のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 赤1:勝利時 ほのめの活躍で難陀を退ける。 緑の世界エリアとなっていた熊本を、赤の世界エリアに奪還。 |
赤2:勝利時 世羅の活躍で難陀を退ける。 緑の世界エリアとなっていた大分を、赤の世界エリアに奪還。 |
|
緑:勝利時 難陀が圧倒し、赤の世界の軍勢を蹴散らす。 ヴァースキたちが《ソーマ》を発見。 |
|
反映カード | B17-006「紅蓮焔竜オリハルコンティラノ」 |
story
都城出雲の意向により自衛隊北九州方面隊の責任者となった蝶ヶ崎ほのめは、九州を混乱に陥れた緑の世界の軍勢が拠点としている、緑の世界のブラックポイントへと向かった。道中で倉敷世羅を仲間に引き入れた彼女らは、やがて、八大龍王 難陀とその門下生たちに行く手を阻まれることとなる。
洗練された太刀筋はマイスターの兵器を尽く破壊した。だが、本来 “個の力” を追い求めている赤の世界の団結により生み出されたパワーは底知れない。マイスターたちが開いた活路を突き抜け、決定打を与えたのはオリハルコンティラノ。猛襲を浴びた難陀は味方を盾にしつつ、ブラックポイントの中へ撤退した。その口元に邪悪な笑みを浮かべつつ……。
第4-2話 譲れない気持ち - Innocent Knuckle -
開催地区 | 中国・九州編(岡山県) |
開催日 | 2016年1月17日(日) |
対戦形式 | 赤の世界1(世羅)と赤の世界2(迦陵頻伽)のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 赤1:勝利時 敢え無く打ちのめされた迦陵頻伽は、開花しつつある世羅の凶暴性を強く感じ取る。 将来、赤の世界を衰退させる要因であると確信。迦陵頻伽は世羅を敵視する。 世羅が「とびきり笑顔の説得(物理)」を修得。 |
赤2:勝利時 敗れながらも涙ながらに向かってくる世羅に、迦陵頻伽はその内に眠る純粋性を強く感じ取る。 将来、世羅を捻じ曲げるのは神門であると判断。迦陵頻伽は世羅と和解する。 迦陵頻伽が「スタイリッシュ頭突き」を修得。 |
|
反映カード | B17-013「壮麗岩砕 迦陵頻伽」 |
story
赤の世界を終焉に導いた三博士を排除するため、未来からやってきた迦陵頻伽は、目の前の少女の扱いに困っていた。赤の世界の歴史において三博士となり、凶暴極まるギガンティックを生み出すことになる倉敷世羅は、現代では若干9歳の小学生。少なくとも現時点では崇高な学問を志すような人物ではなかった。
しかし、世羅の言動に凶暴性の欠片を見出した迦陵頻伽は彼女の排除を決心する。迷いを払ったわけではないが、そうすることが自分を送り出してくれた “ママ” との約束だったから。
そして、世羅もまた兄のように慕っている黒崎神門を貶められたことで、怒りを露わにする。
幼いふたりによる生死をかけた戦いが始まろうとしたその時、迦陵頻伽のパートナーである蝶ヶ崎ほのめが、行いを諌めた。
彼女は言う。
“譲れない気持ちがあるのならば、拳と拳で語り合え” と!
ほどなくして、華麗なる必殺技でケンカを制した迦陵頻伽は、泣きべそをかく世羅へ頭を下げるのだった。
第5-1話 わかれみち - Far Away -
開催地区 | 北海道・東北編(宮城県) |
開催日 | 2016年1月30日(土) |
対戦形式 | 緑の世界1(相馬)と緑の世界2(フィーユ)のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 緑1:勝利時 相馬はフィーユの前から姿を消す。 夜の森でひとり孤独に過ごす相馬の元へルクスリアが現れ、ちょっかいを出してくる。 |
緑2:勝利時 ひたむきな気持ちを受け取った相馬は、 今後も頼れるパートナーでいてほしいと、フィーユへぶっきらぼうに告げる。 |
|
反映カード | B17-076「慈愛の抱擁ルクスリア」, B17-093「孤独の放浪者フィーユ」 |
story
植物と昆虫の因子を身体に埋め込まれた剣淵相馬は、樹人化の能力を持つ改造人間である。だが、ゼクスにも匹敵するパワーの代償として、彼の肉体は徐々に植物そのものへと変貌していた。
樹人化解除後の昏睡時間も長くなり、いよいよ “人間であること” に限界を感じるようになった彼は、自ら導き出した決意をパートナーのフィーユへ告げる。
「世話んなった。お別れだ」
想像もつかない化物になって、誰かれ構わず傷つけるようになるかもしれない。そうなればパートナーだろうと安全の保証はできなかった。自分の安全を気遣ってくれた上での言葉だと理解はしたが、突然の宣言に納得いかないフィーユは、涙ながらに相馬を糾弾した。
しかし、相馬の決意を覆すことは叶わず……彼はフィーユの前から姿を消したのだった。
第5-2話 義によって助太刀いたす - Samurai Carnival -
開催地区 | 北海道・東北編(北海道) |
開催日 | 2016年1月17日(日) |
対戦形式 | 緑の世界(千歳)と赤の世界(世羅)のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 赤1:勝利時 千歳、龍膽、優鉢羅はブレイバー軍と共闘し、倉敷世羅(三博士)が率いる暁十天に対して、勝利をおさめる。 ブレイバーと龍膽は武人同士の共感を得る。 |
赤2:勝利時 暁十天がブレイバー軍を潰走させ、北海道が緑の世界エリアに戻る。 倉敷世羅(三博士)は黒崎神門のいる南方へ進撃。 |
|
反映カード | B18-086「翠竜の双牙 龍膽」, B19-100「義によって助太刀いたす!」 |
story
北海道は緑の世界のブラックポイント出現以降、長らくその影響圏にあったが、魔王信長軍によって占拠され、赤の世界の影響圏となった。さらに赤の世界のブラックポイントが出現したことにより、いよいよ東北へも魔の手が伸びるかと思われた矢先――
ブラックポイントの中から現れた三博士のひとり倉敷世羅(現代の倉敷世羅とは別人)が、ギガンティック最強種である暁十天を率い、魔王信長軍へ襲いかかる。
たまたま現場へ居合わせた青葉千歳は、窮地に立たされた魔王信長軍へ手を差し伸べた。同行していた龍膽や優鉢羅も彼女に感化され、本来は敵同士であるにも関わらず戦列へ加わる。人対竜の戦いは混迷を極めた。
しかし、ブレイバーに強い恨みを抱く三博士・倉敷世羅の怒りを鎮めることはできず。すべて焼き払われてしまったのだった。
英雄達の戦記 9
第1話 英雄に仇なす獣 - Sakura Chill -
開催地区 | 関東編(東京都) |
開催日 | 2016年3月13日(日) |
対戦形式 | 運命改変BOXへ運命の欠片を投票 20,000ポイント以上で運命改変 |
分岐 | 改変前 アレキサンダー勝利 |
改変後 綾瀬&ズィーガー&八千代&アルモタヘル勝利 | |
反映カード | B18-073「漆黒の双翼ズィーガー&アルモタヘル」 |
story
ル・シエルに与えられた指令は “黒崎神門の偵察” だった。しかし、実力をつけて自信過剰となった八千代は欲をかき、神門のパートナーゼクスである九大英雄アレキサンダーへ勝負を挑む。
直後、八千代は己の愚かさを知った。
絶体絶命のピンチに駆け付けたのは、従姉にして憧れのゼクス使い、上柚木綾瀬。彼女はパートナーゼクスのズィーガーとともにアレキサンダーへ立ち向かう。かたや気迫体力精神力すべてをみなぎらせる英雄、かたや重傷からの回復が完全とはいえない獣。ズィーガーは劣勢を強いられた。
しかし、己の弱さを悔いたアルモタヘルが八千代を守れるオトコになるため、戦線へ復帰! ズィーガーとの連携により、アレキサンダーはついに膝をついたのだった。
そして……。招かれざる客が、さらなる混沌を生み出す。
第2話 終末の訪れ - Wander the Ruin -
開催地区 | 中部・北陸編(愛知県) |
開催日 | 2016年4月17日(日) |
対戦形式 | A展開とB展開のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | A展開:勝利時 七尾が超の説得に成功し、舞い戻る。 サイクロトロンとシンクロトロンの助っ人により、なんとか終末天使と暗黒騎士の撃退に成功。 パワーアップしたシンクロトロンのカードを作成。 |
B展開:勝利時 怜亜とローレンシウムの応援の甲斐もなく、ミサキとガルマータは終末天使たちに敗北してしまう。 妙案を思いついたメタトロンがミサキを連れ去る。 遠くない将来、ミサキの運命が大きく揺らぐ。 |
|
反映カード | B19-032「紅蓮焦刃シンクロトロン」 |
story
反逆者と呼ばれ、青の世界の管理下から逃亡した戦斗怜亜らは名も無き廃村を訪れていた。休息を終えたら立ち去る予定だったが、彼らは予期せぬトラブルに巻き込まれてしまう。
墓参りに訪れ、偶然居合わせた弓弦羽ミサキとガルマータが、終末天使メタトロンとサンダルフォン、さらには暗黒騎士マシャールに襲われたのだ。
ガルマータひとりで3人の強敵ゼクスを相手にするのは明らかに無謀。そして、青の世界を追われても怜亜から正義の味方のジャスティス・スピリッツは失われていない。みんなで助けようと意気込むが、雷鳥超の反応は冷たかった。
当初は見捨てて立ち去ろうとした超だったが、獅子島七尾の説得により彼が舞い戻ったことで、大きな被害を出さずに事件は収束したのだった。が……。
第3話 お願い、しんじて! - Believe Me !! -
開催地区 | 近畿・四国編(大阪府) |
開催日 | 2016年5月8日(日) |
対戦形式 | ニーナとメインクーンのいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | ニーナ:勝利時 ニーナがメインクーンよりも多くの信者を獲得。 エンジェルに関するカードを作成。 |
メインクーン:勝利時 メインクーンがニーナよりも多くの信者を獲得。 ケット・シーに関するカードを作成。 |
|
合計票数:3,000以上 ニーナに対するガブリエルの評価が最高ランクとなる。 |
|
反映カード | B19-055「信心の拘引者ハナエル」 |
story
宣教師ニーナ・シトリーはお供のケット・シーであるメインクーンを連れ、天使を崇拝の対象とする《ペンドラゴン使徒教会》の布教活動を行っていた。しかし、来る日も来る日も信者は増えず、アルゼンチンにある総本山へまともな報告も出来ない有り様だった。そんなふたりをあざ笑うように、ひとりの天使が舞い降りる。
十二使徒 磨羯宮ハナエルに誘われたニーナとメインクーンは、白の世界における事実上の最高権力者である四大天使ガブリエルと面会を果たす。そして、ニーナを新たな十二使徒へ勧誘し、天使へ転生するための下積みをするよう告げるのだった。
最初に課せられた使命は《ペンドラゴン使徒教会》の信者獲得。
ノルマはなんと、3,000人!
……そして、おもにニーナの活躍により、2,780人の信者を新たに獲得するに至ったのだった。従来の実績を考えればとんでもない成果だったが、ニーナに期待するガブリエルとハナエルの高評価を得ることはできなかった。
第4話 神の一手 - Hitu to Qillatu -
開催地区 | 中国・九州編(岡山県) |
開催日 | 2016年7月2日(土) |
対戦形式 | 出雲と飛鳥のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 出雲:勝利時 飛鳥は出雲に打ちのめされ、同行を余儀なくされる。 出雲やガーンデーヴァに関係するカードを作成。 |
飛鳥:勝利時 出雲は飛鳥の連行を諦める。出雲の「深度」+1。 飛鳥やフィエリテに関係するカードを作成。 |
|
反映カード | B19-007「神墜の緋弓ガーンデーヴァ」 |
story
黒崎神門断罪を、同じく神門をねらう暗殺者ル・シエルに阻まれた都城出雲は、態勢を立て直すため自衛隊北九州方面隊への帰路を急いでいた。
道中、神ナナヤが現れ出雲へ問う。“神の力が欲しくない?” と。ナナヤは破壊された出雲のカードデバイスをたちまち修復したばかりか、ふたつに増やして見せた。
不可思議な力に感服しながらも、出雲はナナヤの申し出を断った。“断罪は己の力だけで行う” と。しかし、その言葉は出雲の誠実さを表しているとともに、断罪への迷いから生じたものだと見抜いたパートナーゼクス・ガーンデーヴァは、彼に代わって神に願う。“出雲の迷いを払ってあげて” と……!
出雲は透き通るような黒に染まった。
ル・シエルの本名が天王寺大和であり、神戸に家族がいることをナナヤから伝え聞いた出雲は、大和との再戦の切り札として弟・飛鳥の拉致を目論む。
ソリトゥスを奪われ海に捨てられた飛鳥は怒りを露わにし、立ち向かったが……。鬼気迫る出雲に屈し、フィエリテともども囚われの身となってしまった。
第5話 希望を喰らう館 - Thousand of Trap -
開催地区 | 北海道・東北編(宮城県) |
開催日 | 2016年7月10日(日) |
対戦形式 | 千歳と紗那のいずれかに投票 両者の総数を集計 |
分岐 | 千歳:勝利時 千歳たちは館の脱出に成功する。難関をクリアされた紗那たちの悪戯心に拍車がかかる。 |
紗那:勝利時 千歳たちは自力で館を脱出できない。無様な姿で紗那たちに発見される。 |
|
反映カード | B19-088「千罠突破 龍膽」 |
story
暁十天の焔に巻かれながらも奇跡的な生還を果たした青葉千歳一行を、激しい雨が打つ。
急激な環境の変化を確認をするべく、一刻も早く娑伽羅や阿那婆達多を訪ねたかったのだが、雨足はゆるみそうにない。
そんな折、都合よく古びた屋敷を見かけた彼女たちは、雨宿りをさせてもらおうと上がり込んだ。
不意に、屋敷の奥の暗がりから剣淵相馬が現れた。
珍しく焦った表情で、彼は屋敷からの脱出を主張している。その理由はすぐに明らかになった。屋敷に入るまでは一緒にいた優鉢羅の姿が、忽然と消えていたのだ。さらに、その直後に相馬までもいなくなってしまった。恐怖に満ちた悲鳴だけを残し……。
千歳は消えた仲間を見つけ出し、怪しげな屋敷から脱出することを決心した。
いつしか龍膽までもが姿を消してしまったが、千歳はあきらめない。逆境にくじけず、幾多の罠を乗り越え破り踏み倒し、そしてついに仲間を連れて脱出を果たす!
しかし、彼女たちが屋敷の真相について知ることはなかった。
英雄達の戦記 X
第1話 竜の巫女の祈り - Dragons of the Dynamis -
開催地区 | 関東編(東京都) |
開催日 | 2016年9月11日(日) |
対戦形式 | 参加者の神へ抗う六面体(サイコロ)の出目の合計値を計測 |
分岐 | 166,666ポイント以上 綾瀬が邪竜ファフニールの討伐に成功 |
166,666ポイント未満 邪竜ファフニールが黒の世界や関東一帯を荒らす |
story
神と人の間に生を受け、真なる神にならんとする神ギルガメシュは、野望達成の足がかりに邪竜を解放した。邪竜とは、竜の身でありながら神域に眠る5体の竜である。
そんな折、上柚木綾瀬の元を黒の竜の巫女バラハラが訪問し、邪竜ファフニールの討伐を依頼した。綾瀬にはなんらメリットのない話だったが、引き受けなければ上柚木八千代にやらせると脅しをかけられてしまう。
親愛する師匠ル・シエルが堕天使サタンとなって降臨する現場を目撃し、傷心している八千代をかばう形で、綾瀬は不承不承ながらも引き受けるのだった。
アレキサンダーと一戦交えた際に神と出会い、その存在に興味を抱いていたズィーガーが、いずれ神へ抗う日を見据えたウォーミングアップのため嬉々として戦いに臨む。竜の巫女の加護により覚醒したパワーは見事、邪竜を討ち取った。
バラハラにとっては邪竜が暴れようと討伐されようと、混沌さえもたらされれば構わない。ただ、綾瀬の反応を愉しんだだけなのだ。
第2話 竜脈 - Not such as God -
開催地区 | 中部編(愛知県) |
開催日 | 2016年10月8日(日) |
対戦形式 | 参加者の神へ抗う六面体(サイコロ)の出目の合計値を計測 |
分岐 | 33,333ポイント以上 超が邪竜リヴァイアサンの討伐に成功 |
33,333ポイント未満 邪竜リヴァイアサンが青の世界や中部一帯を荒らす |
story
ギルガメシュが解き放った邪竜は名古屋にも飛来した。たびたび災禍に見舞われる名古屋が、此度は凍てつく寒波に襲われている。しかしながら、混乱の続く青の世界の治安維持部隊は対処が後手に回っており、邪竜はひとしきり氷雪のブレスを吐き散らすと、神域へ戻っていった。そこが彼らの帰るべき場所なのである。
雷鳥超は青の竜の巫女ユイにより、竜脈へ召喚を受けた。世界各地へ張り巡らされ、竜の巫女が通り道としている場所である。本来ならば人間が竜脈へ紛れ込むことはない。そんな場所に超が立っているのは、ユイに誘われたからにほかならなかった。
用件を問う超へ邪竜リヴァイアサンの討伐を依頼するユイ。神に連なる存在であることを知らされた超は、その申し出を受けた。
幼い頃からの不遇な境遇を呪い、神を憎んでいる超は、その鬱憤を晴らすべくサイクロトロンを駆る。竜の巫女の加護で覚醒した心は相棒の性能を100%以上引き出し、邪竜を粉微塵に屠った。
ユイは期待する。三神器のパイロットとなった子供たちへ。彼らが今後くだすであろう選択と決断が、青の世界のさらなる進化を促すことを――
第3話 始まりの竜に認められし者 - Little Guardian 2 -
開催地区 | 北海道・東北編(北海道) |
開催日 | 2016年10月23日(日) |
対戦形式 | 参加者の神へ抗う六面体(サイコロ)の出目の合計値を計測 |
分岐 | 6,666ポイント以上 千歳が邪竜ニーズホッグの討伐に成功 |
6,666ポイント未満 邪竜ニーズホッグが緑の世界や北海道・東北一帯を荒らす |
story
東北一帯を地鳴りが襲う。ブラックポイント転換を想起させる揺れは、それとは異なる原因にあった。
数日前に神シャマシュに生命を狙われていた場面を陰ながら救った青葉千歳の元を、緑の竜の巫女クシュルが訪れる。彼女はそれらの経緯と正体を明かしたのちに、厳かに告げた。先刻の地鳴りは邪竜ニーズホッグが神域から現れたからであると。
千歳と龍膽は赤の世界のギガンティック最強種・暁十天と交戦した過去を持つ。その際、ドラゴンのような見た目の彼らに敗北を喫してしまった。灼熱のブレスに巻かれた記憶が身震いとともに蘇る。だが、千歳は不敵な笑みを浮かべるとクシュルが具体的な話を切り出す前に申し出た。自分たちが邪竜を討伐すると!
そして……壮絶な死闘ののち、邪竜は屠られた。
クシュルはおぼろげに理解する。始まりの竜がなぜ、いつの日か緑の世界の宿敵となるであろう彼女を生かそうとするのか。他世界との争いに打ち勝つためには、闇雲に緑の世界の歴史をなぞるだけではだめなのだ。
Illust. イトウヨウイチ/工画堂スタジオ, 堀愛里/株式会社日本一ソフトウェア, 竜徹
第4話 かけがえのない友達だから - Wish -
開催地区 | 北陸編(富山県) |
開催日 | 2016年10月29日(土) |
対戦形式 | 参加者の神へ抗う六面体(サイコロ)の出目の合計値を計測 |
分岐 | 6,666ポイント以上 リゲルが神マルドゥクを討伐 / あづみの焼失阻止に成功 |
6,666ポイント未満 あづみの焼失阻止に失敗 |
story
青の世界の崩壊を神に願った各務原あづみは《共振崩壊》の異能力を得た。絶望した彼女の叫びはあらゆる機械を停止させ、各地で混乱を引き起こしている。彼女に付き従う、深度の高い《叶えし者》たち諸共に――
治安維持部隊の一員として派遣されたツー・スリー(リゲルのコードネーム)は、あづみの拉致もしくは消去を命じられていた。が、当人を前にしても任務を遂行できない。それどころか、身体を蝕む病と強烈な神気を帯びた死灰に冒され、ついに倒れた彼女の身を案じてさえいる。記憶や感情を取り上げられたにも関わらず。
ふたりの元を訪れたアドミニストレータ ポラリスの使者、オリジナルXIII Type.XIは、ふたりの間に結ばれた強い絆の存在を認めると、ポラリスから受け継いだ技術を行使した。
蘇る記憶と感情。青の世界と自分自身の振る舞いを強く非難するリゲル。……そして、髪が白く染まるほどにあづみを憔悴させ、薄笑いを浮かべている神マルドゥクへ怒りを向けた。
怒りを真正面から受けた神マルドゥクは雲消霧散した……が。
Illust. 桐島サトシ, 藤真拓哉
第5話 巫女の焦燥 - Pure White -
開催地区 | 近畿・四国編(大阪府) |
開催日 | 2016年11月19日(土) |
対戦形式 | 参加者の神へ抗う六面体(サイコロ)の出目の合計値を計測 |
分岐 | 33,333ポイント以上 ミサキが邪竜フレスヴェルクの討伐に成功 |
33,333ポイント未満 邪竜フレスヴェルクが白の世界や近畿・四国一帯を荒らす |
story
弓弦羽ミサキとガルマータの前に、天使のような姿の少女が舞い降りた。その者の正体は白の竜の巫女ニノ。ミサキにカードデバイスを授けた竜の巫女とは似て非なる別人である。
言葉足らずなニノいわく邪竜フレスヴェルクが降臨し暴れているとのこと。ミサキはかつて魔人ソリトゥスと一緒に放送していた深夜番組を通じてニノとも顔見知りであったが、当時の印象は “意味が分からない子” だったため、警戒色を露わにする。
しかし、現時点での白の世界の最高権力者である四大天使ガブリエルは頼りにならないというニノの言葉と、白の世界の同朋を憂うガルマータの進言を鑑み、竜討伐の依頼を受ける決心を固めた。
かくして、邪竜は倒される。
だが、その骸がやがて神の気を帯びた死灰となって降り注ぎ、叶えし者たちの魂を焼失へと追い詰めることを、彼女たちはまだ知らない。
第6話 勇者よ急げ! - Hunt the dragon's tail !! -
開催地区 | 九州編(鹿児島県) |
開催日 | 2016年11月27日(日) |
対戦形式 | 参加者の神へ抗う六面体(サイコロ)の出目の合計値を計測 |
分岐 | 6,666ポイント以上 世羅が邪竜バハムートの討伐に成功 |
6,666ポイント未満 邪竜バハムートが赤の世界や中国・九州一帯を荒らす |
story
倉敷世羅と蝶ヶ崎ほのめ、そして迦陵頻伽は飛行能力を手に入れたオリハルコンティラノの背中で空の旅に興じていた。しかしながら、飛行に慣れている迦陵頻伽や腕白な世羅と異なり、比較的一般女性のほのめにとっては乗り心地最悪であり、乙女にあるまじき粗相を冒したりもしている。
3人と1匹の目的は、関東へ向かった黒崎神門と都城出雲の足取りを追うこと。
そんな彼女らの前に赤の竜の巫女メイラルが出現した。彼女はふたりのゼクス使いへ試練を投げかける。邪竜バハムートを屠り、竜討伐を成し遂げた勇者となるよう――
名乗り出た世羅はメイラルとともに竜脈を通じ、神域へ向かった。
竜討伐を成し遂げ、満面の笑みで帰還した世羅を出迎えたのは、空中でオリハルコンティラノが消え、あわや地上へ叩きつけられそうになったほのめの恨めしげな非難だったという。
Illust. 狗神煌, 丸山類/工画堂スタジオ
第7話 不死か不滅か不条理か - God's guillotine -
開催地区 | 中国編(広島県) |
開催日 | 2016年12月10日(土) |
対戦形式 | 参加者の神へ抗う六面体(サイコロ)の出目の合計値を計測 |
分岐 | 6,666ポイント以上 メイラルが神イガリマを討伐 |
6,666ポイント未満 神イガリマがメイラルを討伐 |
story
倉敷世羅を竜討伐へ送り届けた赤の竜の巫女メイラルは、自身へ注がれる敵意の主を振り向いた。
其処に在るのは神イガリマ。半神半人のギルガメシュと相容れることはないが、ギルガメシュ同様、早期の人類滅亡を宣う者である。そのためにも竜の巫女の介入は邪魔だった。
神と竜が出逢えば戦う宿命。
死闘の末、ロードクリムゾンの閃撃がとどろき……イガリマの姿は掻き消えた。
メイラルは知っている。
力を失くした竜の巫女が何度でも生まれ変わるのと対照的に、神が不死身であることを――
神を滅ぼす者は神のみ、ということを――
Illust. 赤谷コウ/工画堂スタジオ, 竜徹
破神
開催地区 | EXTRA(東京都) |
開催日 | 2017年3月12日(日) |
対戦形式 | 参加者が集めた竜玉の合計値を計測 |
分岐 | 280,254ポイント以上 竜の巫女に導かれし者が覇神ギルガメシュを討伐 |
280,254ポイント未満 覇神ギルガメシュが地上を蹂躙 | |
反映カード | CP02-002「まだ見ぬ明日へ」 / CP03-002「チカラの欠片」 |
story
5体の邪竜の死灰を浴びた半神半人のギルガメシュは己の内なる人間を焼失させ、覇神として降臨した。目的は、人類の殲滅。
竜の巫女の呼びかけに応じ、それぞれの理由を胸に黒崎神門、各務原あづみ、天王寺飛鳥、上柚木綾瀬、上柚木八千代、剣淵相馬、アドミニストレータ ポラリスらが覇神へ挑む。
神は不死身ゆえ滅びない。
愚かな人類の抵抗をギルガメシュは笑い飛ばしたが、しかしながら、彼らの攻撃は着実に自身の身体を穿ってゆく。
最期まで彼が気付くことはなかった。
雷鳥超が青の邪竜リヴァイアサンを完膚なきまでに叩きのめした影響で青の邪竜の祝福は得られておらず、完全なる神には成れていなかったことに……。
覇神の無念は大小数多の欠片となり、世界へ四散した。
一方その頃、四大天使ウリエルは配下の十二使徒の助力と自身に残された僅かな生命を引き換えに、神々を神域の果てへ封印するのだった。
激憤のサタン
開催地区 | 東京都・京都府・愛知県 |
開催日 | 2017年9月13日(日)・10月29日(日)・11月19日(日) |
対戦形式 | 参加者の防衛ポイント(スタンプ数)の合計値を計測 |
判定 | ポイントに応じて人口下位の都道府県から防衛されてゆく |
結果 | 東京都・神奈川県・大阪府・愛知県・埼玉県・千葉県には結果反映カードが配布されず ※後日開催の「CONTINUE」により大阪府と愛知県を追加防衛 |
story
神祖の憤怒の仮面の意思に支配され、天王寺大和は魔人サタンと成った。だが、彼は本来の力を行使できないことを不審に思うようになる。
彼はその原因を依代となった男の魂が阻害しているのだと断じた。たかが人間の身体を支配できない怒りは天を衝き、破壊の雷は日本全土へ降り注ぐのだった。
ゼクスやゼクス使いたちは突如降りかかった天災から日本を守ることができるだろうか。
黒の竜の巫女バラハラは、己の世界が生み出したゼクスが暴虐の限りを尽くす様子を興奮しながら見守る。そして、四大天使の衰退と天魔神ガムビエルの降臨、魔人サタンが大阪に拠点を築いたことなど、立て続けに起こる危急に焦る白の竜の巫女ニノへ、新時代の一手を持ちかけるのだった。
英雄達の軌跡
第1話 リソース回収 始めました
開催地区 | 全国のTCGショップ |
開催日 | 2012年11月23日(金) 〜 2013年1月6日(日) |
対戦形式 | 大会勝利者に投票権を付与し 投票数を集計 |
分岐 | 赤:勝利時 赤の世界のケット・シーが誕生 |
青:勝利時 青の世界のケット・シーが誕生 | |
白:勝利時 つよいケット・シーが誕生 | |
黒:勝利時 黒の世界のケット・シーが誕生 | |
緑:勝利時 緑の世界のケット・シーが誕生 | |
反映カード | B05-073「匣の魔人フェレス」 |
story
不思議な箱が発見された。付近のリソースに反応し、新たなゼクスを生み出すのだという。5つの世界のどのリソースがより多く注ぎ込まれるかによって、誕生するゼクスに変化が現れそうだとも。
面白いことや商売に結びつきそうなことに目がないケット・シーたちによって、この情報はたちまち拡散された。面白半分で次々と箱に注ぎ込まれるリソース。そしてリソースが満たされた箱から誕生したものは……!
かくして、Z/X初の2種族持ちゼクスである、黒の世界の「匣の魔人フェレス」は誕生したのだった。
第2話 大惨事 乙女大戦
開催地区 | 全国のTCGショップ | |
開催日 | 2013年8月1日(木) 〜 2013年9月1日(日) | |
対戦形式 | 大会勝利者に投票権を付与し 投票数を集計 | |
分岐 | 赤1:勝利時 アテナをプロデュース | 赤2:勝利時 キャノンシェルをプロデュース |
青1:勝利時 Type.Xをプロデュース | 青2:勝利時 サリィエールをプロデュース | |
白1:勝利時 ケィツゥーをプロデュース | 白2:勝利時 ボブテイルをプロデュース | |
黒1:勝利時 ルナティクスをプロデュース | 黒2:勝利時 クールビューティーをプロデュース | |
緑1:勝利時 ウェアスクワールをプロデュース | 緑2:勝利時 ローリエをプロデュース | |
反映カード | P08-040「G1GPXクイーン ケィツゥー」 |
story
ケット・シーの王様(自称)ミケは、何事も唐突である。今日も今日とて、とんでもないことを思いついてしまった。
アイドルをプロデュースしたいというミケの願望はやがて、各世界それぞれの威信をかけたミスコンへと変貌してゆく。それぞれの世界から代表が2名ずつ選ばれ、美を、可愛らしさを競う!
見事トップの栄冠に輝いたケィツゥーであるが、飽きっぽいミケは、彼女にろくなアイドル活動をさせていないらしい。心優しいケィツゥーだったから良かったものの、もし他世界のゼクスが優勝していたら、今頃はふくよかな首をキュッとされていたことだろう。
第3話 アタシだけのパートナー
開催地区 | 全国のTCGショップ |
開催日 | 2014年7月19日(土) 〜 2014年8月31日(日) |
対戦形式 | 大会勝利者に投票権を付与し 投票数を集計 |
分岐 | 蝶:勝利時 プシュケがほのめのパートナーゼクスになる |
炎:勝利時 アペフチカムイがほのめのパートナーゼクスになる | |
麗:勝利時 迦陵頻伽がほのめのパートナーゼクスになる | |
反映カード | B11-017「麗の妙声鳥 迦陵頻伽」 |
story
白衣が似合う理系女子。蝶ヶ崎ほのめは黒崎神門をライバル視するものの、まったくもって歯牙にもかけられない不遇な天才淑女である。神門が悪しき野望を抱き、ゼクス使いとして各地を転々としているという噂を聞きつけた彼女が、自らもゼクス使いになる道を定めるまでに時間はかからなかった。
本来、ゼクス使いになるためにはさまざまな関門がある。生まれ持った資質はもちろん、竜の巫女に見初められない限りはカードデバイスを手に入れることさえ、ひと苦労なのだ。しかし、彼女はすべてをすっ飛ばして、自身のパートナーゼクス探しを始めた。しかししかし、常識にとらわれない無鉄砲さに運命の女神が微笑んでしまったのか、首尾よくパートナーゼクス候補を発見してしまう。
ほのめのパートナーとなったゼクスはミソスの少女、迦陵頻伽(かりょうびんが)。新たな物語がここから始まる! ……かもしれない。
第3話 プロローグ
天才科学者の卵として将来を有望視される稀代の理系女子。
彼女は人より優れた才能を持ち、人より多くの努力の末、堅実な結果を残してきた。
そして信頼と評判を勝ち取ってきたのだった。
しかし、蝶ヶ崎ほのめには不満があった。
ある人物の存在により、どうしても「最高位」「1番手」にはなれないからである。
目の上のたんこぶの名は、黒崎神門。
黒崎神門がゼクス使いとなって「何やら企んでいる」という話を聞きつけた蝶ヶ崎ほのめは、
自らもゼクス使いとなることで黒崎神門よりも優位に立ち、あわよくば、
黒崎神門の邪悪なる野望(と勝手に思い込んでいる)を阻止しようと思い至った。
「まずはパートナーゼクスを手に入れますわ!
アタシに相応しいのは、蝶!あるいは、炎!もしくは、麗!ですのよ!」
3つのキーワードを手がかりに、蝶ヶ崎ほのめは運命のゼクスを探し始めた。
新ゼクス使い プロフィール
ふりがな | ちょうがさき ほのめ |
氏名 | 蝶ヶ崎 ほのめ |
所属 | 赤の世界 |
居住地 | 長崎 |
性別 | 女性 |
年齢 | 18歳 |
誕生日 | 2月22日 |
身長 | 157cm |
学校・学年 | 九頭竜学院大学 1年 |
Illust. 希