2023.11.23 【 2024.03.29 update 】
リルフィ
みんなのサポート大好き!異なる時空からの来訪者「リルフィ」みんなのサポート大好き!異なる時空からの来訪者「リルフィ」
プロフィール
人竜を滅するため神々に創られた邪神竜。種族はトゥルードラゴン。
人間、ゼクス、ドラゴンを問わず生命ある者へ襲い掛かり、多くの破壊と悲劇をもたらした。
敵にさえ情けを掛ける〝先生〟と邂逅。滅亡を願う邪心を浄化され、少女の姿へ転じた。
名前には〝過去を忘れず未来を見据えて運命に立ち向かって欲しい〟という願いが込められている。
三回に渡る時間跳躍・空間跳躍・時空跳躍に巻き込まれ、大好きな〝先生〟とも離れ離れ。
誰からも忘れ去られてしまった彼女は、自分が果たすべき「役割」を探し求める。
リルフィ
Name | L.Y.R.P.H. |
Voice | 園山ひかり |
Temper | ぎゅんぎゅん きゅんきゅん |
Memo | 自在に変形する超技術の杖を所持。 能力行使時は杖に蔦が絡まる。 先生大好きなヤキモチ焼き。 名前は未来の〝先生〟が付けてくれたもの。 |
Favorite | やきとり(塩) |
Birth | 10.8(天秤座)大人21/子供14/実9歳 ♀ |
Size | 140cm 3size secret |
Job | パニッシャー |
Family | 先生 |
Memory | 旧時間軸の記憶保持者 |
〝先生〟
Name | NO DATA |
Voice | |
Temper | NO DATA |
Memo | 異なる時空のゼクス使い。本名不詳。 五つの世界すべてのリソースを扱える。 浄化後のリルフィに知識と感情を与えた。 いいひと。 |
Favorite | NO DATA |
Tribe | 人間 |
Memory | NO DATA |
リルフィの軌跡
リルフィ時空(第6星界・一周目①)
神域の神エンキが始まりの竜の巫女エアと邂逅。非力ながらも知性を持つ人間が棲まい、ドラゴンに守護されし竜域を創造した。 | |
劣等種族である人間が神々の怒りに触れる。神竜戦争勃発。長らく続いた末、竜側の敗北が決定的となる。多くのドラゴンは星界へ落ち延び、神エンキは自らを依代にして神域と竜域を断絶させた。 | |
神が竜域を模倣して五つの世界を創造。滅亡シミュレーションを何度も行う。人工知能のようなものとして、ワールドアバターを設定。箱庭の中で人類が滅びゆく様子を観察して楽しんだ。断絶された竜域のコピーを創造・破壊し続けた影響で時空に歪み(ひずみ)が生じ始める。 | |
★ | ブラックポイント発生。 |
赤、青、白、黒、緑、五つの未来世界と現代世界が繋がる。五つの世界は各々の未来を勝ち取るため、現代世界を舞台に、互いを潰し合う不毛な争いを展開した。 | |
カードデバイスを用い、ゼクスの能力を引き出す「ゼクス使い」たちが出現。 | |
★ | ブラックポイント発生から3年経過。 |
優れた才能を発揮する「運命力の強いゼクス使い」たちが、五つの世界同士の小競り合いや各世界が内包する問題を解決してゆく。 | |
★ | 神の降臨。 |
00 | 神々がワールドアバターをひとつに束ね、竜域へ放つ。憎き竜への皮肉を込めてドラゴンの姿を与えた。滅びの意思から解放された五つの世界は、邪神竜に立ち向かうため協調姿勢を示し始める。 |
01 | 五つの世界と数多くのゼクス使いが一丸となり、神々の勢力へ立ち向かう。脅威の破壊力を振るう邪神竜は生きとし生けるものの天敵となり、多くの破壊と悲劇をもたらした。 |
02 | 神々にとって目障りな存在。それは優れた才能を発揮する「運命力の強いゼクス使い」たちではなく、光り輝くダイヤモンドに埋もれた石炭のような「名も無きゼクス使い」だった。彼は五つの世界のリソースを扱えながら、生成する質・量ともに平均以下。知恵と智慧で苦境を乗り越え、神々の思惑を尽く阻害してみせた。 |
03 | 邪神竜の役割が「名も無きゼクス使い」の殺害に設定される。両者の戦いは幾度となく繰り返された。 |
04 | セーラ、ポラリス、ミカエル、イラ、和修吉が各世界の技術を結集し、邪神竜の討伐兵器開発に着手。 |
★ | ブラックポイント発生から4年経過。 |
05 | 邪神竜の浄化兵器が完成。周囲の猛反対を押し切る形で設計方針が変更された。邪神竜の標的となり続けたことで、結果的に被害を最小限に食い止めている「名も無きゼクス使い」の強い主張を尊重した形である。 |
06 | 確率5%と計測された邪神竜の浄化に成功。竜形態から外見年齢14歳ほどの人間形態へ変じた少女は「L.Y.R.P.H.(リルフィ)」と名付けられ、名前を与えた「名も無きゼクス使い」は〝先生〟と呼ばれるようになる。 |
★ | ブラックポイント発生から5年経過。外見年齢15歳/実年齢1歳。 |
07 | 正体を知った人類から邪険にされる。罪を自覚したリルフィは諦観の姿勢で受け入れたが、隣に立つ〝先生〟も一緒になって謝った。そしていつも、他者に責められた数だけリルフィの良いところを挙げた。 |
08 | 熱を通した肉の美味しさに感動。自ら調理に挑戦。〝先生〟に喜ばれたのをきっかけに、料理が趣味となる。 |
09 | 人類の常識と外見年齢相応の感情を持たなかったリルフィは〝先生〟の教えと導きのもと、徐々に良識的で感情豊かな少女へ。誰かをサポートすることに喜びを見出すようになっていった。 |
★ | ブラックポイント発生から6年経過。外見年齢16歳/実年齢2歳。 |
10 | 高い戦力を誇る「運命力の強いゼクス使い」たちの取り纏め役として、いつもどこでも〝先生〟は駆け回った。一生懸命な彼を献身的に支える姿から、リルフィも少しずつ信頼を得ていく。 |
11 | リルフィから取り除かれた滅びの意思は、消えて無くなったわけではなかった。邪神竜当時のリルフィ同様、破壊をもたらすモノとして降臨。感情無き滅びの意思は「イマジナリィ・ゼロ」と名付けられた。イマジナリィ・ゼロの討滅が〝先生〟とリルフィの目標となる。 |
★ | ブラックポイント発生から7年経過。外見年齢17歳/実年齢3歳。 |
12 | 神々がイマジナリィ・ゼロの利用を目論む。逆に呑まれ、滅亡。 |
13 | 神々や人類の絶望を喰らい続けたイマジナリィ・ゼロは、単純な破壊から虚無をもたらす存在へ進化。シンクロしたリルフィが邪神竜へ戻りかけるが、〝先生〟との絆が生んだ奇跡「イグニッション・オーバーブースト」で心身ともにひとつへ。窮地を脱する。 |
★ | ブラックポイント発生から8年経過。外見年齢18歳/実年齢4歳。 |
14 | イマジナリィ・ゼロの拡大速度に人類の進化が追い付かない。生存圏が日に日に削られてゆく。 |
15 | 過去に戻ってやり直すため、タイムリープ装置の製造が開始される。 |
★ | ブラックポイント発生から9年経過。外見年齢19歳/実年齢5歳。 |
16 | 五つの世界とブラックポイントが消滅。未完成のタイムリープ装置と数名の仲間を残し、多数の人類が存在を抹消された。残された設計資料を頼りに〝先生〟を中心とするチームが試行錯誤で完成を目指す。 |
17 | リルフィは自らの意思で邪神竜形態へシフト。絶滅寸前の人類を必死に護るが、〝先生〟不在の影響で徐々に精神を蝕まれる。仲間もリルフィと〝先生〟へ想いを託し、ひとりまたひとり、消滅してゆく。 |
★ | ブラックポイント発生から10年経過。外見年齢20歳/実年齢6歳。 |
18 | リルフィが20歳になったのを契機に〝先生〟とリルフィは決意を新たなものとする。いずれ必ず戦いを終わらせ、結婚する約束を交わした。 |
19 | イマジナリィ・ゼロの侵食に抗いきれず、再度、破滅の権化と化してしまう。とめどなく溢れ出す衝動への抵抗も虚しく、ただでさえ崖っぷちの世界へ、リルフィはトドメとなるブレスを撒き散らした。 |
★ | ブラックポイント発生から11年経過。外見年齢21歳/実年齢7歳。 |
20 | 最後の仲間が身を挺した時間稼ぎを敢行。不完全ながらもタイムリープ装置を完成させ、駆け付けた〝先生〟がリルフィを再浄化した。生存者は〝先生〟とリルフィのふたりきり。装置のエネルギーはひとり分のみ。 |
21 | 装置と焚き火以外になにも無い空間で、リルフィが〝先生〟に別れを告げる。二度と邪神竜にならないと誓った。 |
★ | 時間跳躍。 |
リルフィ時空(第6星界・一周目②) ※アドミニストレータ ベガ視点。
神域の神エンキが始まりの竜の巫女エアと邂逅。非力ながらも知性を持つ人間が棲まい、ドラゴンに守護されし竜域を創造した。 | |
劣等種族である人間が神々の怒りに触れる。神竜戦争勃発。長らく続いた末、竜側の敗北が決定的となる。多くのドラゴンは星界へ落ち延び、神エンキは自らを依代にして神域と竜域を断絶させた。 | |
神が竜域を模倣して五つの世界を創造。滅亡シミュレーションを何度も行う。人工知能のようなものとして、ワールドアバターを設定。箱庭の中で人類が滅びゆく様子を観察して楽しんだ。断絶された竜域のコピーを創造・破壊し続けた影響で時空に歪み(ひずみ)が生じ始める。 | |
★ | ブラックポイント発生。 |
赤、青、白、黒、緑、五つの未来世界と現代世界が繋がる。五つの世界は各々の未来を勝ち取るため、現代世界を舞台に、互いを潰し合う不毛な争いを展開した。 | |
カードデバイスを用い、ゼクスの能力を引き出す「ゼクス使い」たちが出現。 | |
すべての知的生命体から未来の記憶と絆は消失している。例外的に大樹ユグドラシルのみ滅亡へ至る情報を引き継いだ。八大竜王を通じて赤、青、白、黒、現代世界の有力者へ大樹の記録が共有される。 | |
★ | ブラックポイント発生から1年経過。 |
戦乱の果てを知った五つの世界は歩み寄り、停戦が成された。いずれ降臨する神々への対抗策として、青の世界主導の「プロジェクト・オーバーブースト」が発足。現代世界の孤島に九頭竜学園を創設し、優れた才能を発揮する「運命力の強いゼクス使い」たちとパートナーゼクスの育成が始まった。 | |
★ | ブラックポイント発生から2年経過。 |
22 | 時間跳躍の予兆ののち、不思議な外見の少女が出現。覚えているのは〝先生〟なる人物となにかしらの約束を交わしたことと、リルフィという名前のみ。それ以外の記憶すべてと9年分の外見年齢を失っていた。 |
23 | 学園長ベガは「人類勝利へのキーパーソン」にして「元・邪神竜という爆弾」でもあるリルフィを生徒として迎え入れ、特別権限を付与。ブラックポイントルームなど最先端技術の管理を任せた。 |
24 | 学園への編入が内定しているゼクス使い候補のリストに目を通したリルフィが、そのうちのひとりに釘付けとなる。おぼろげな「未来のビジョン」に残る〝先生〟であると確信。パートナーゼクスに立候補した。 |
25 | しかしながら、その人物は五つの世界のリソースを均等に扱える特殊性を有しながらも、ゼクス使いとしての経験は皆無。優秀なゼクス使いへ育成するためのスパルタが急務とされた。 |
★ | ブラックポイント発生から3年経過。リルフィの外見年齢13歳/実年齢8歳。 |
26 | 登校初日。〝先生〟は戸惑いながらも倉敷世羅とオリハルコンティラノが発生させたトラブルに、各務原あづみやリゲル、リルフィとともに対処。特にリルフィへの指示は初陣とは思えないほど的確だった。 |
27 | ベガは〝先生〟に生徒ではなく教師としての就任を要求。普通の学園生活を想像していた〝先生〟は当然のように拒否反応を示しながらも、初対面のリルフィに懐かれて当惑している。やがて外堀を埋め尽くされた〝先生〟は「授業を受け持たない相談役の教師・兼・生徒」の妥協条件を受け入れた。 |
28 | 問題児と書いてエリートと読む、生徒たちの巻き起こすトラブル対応を〝先生〟とリルフィに命じる。 |
29 | 非日常が日常と化したふたりは、ゼクス使いとパートナーゼクスとしての才能を開花させていった。時折、そろって垣間見る「未来のビジョン」を通じて、一度は失われた絆をも取り戻してゆく。 |
★ | 神の降臨。 |
30 | 学園の生徒たちが主力となり、神々を迎撃。イグニッション・オーバーブーストやシフトなど、人類は神々にとって想定外の強さを発揮した。 |
31 | 束の間の平和を謳歌。 |
32 | 神々に迫り来る脅威の存在を明かす。停戦協定が結ばれ、竜域と神域の技術交換が行われた。 |
★ | ブラックポイント発生から4年経過。リルフィの外見年齢14歳/実年齢9歳。 |
33 | 想定より遥かに早いイマジナリィ・ゼロ到来が計測される。最悪の事態に備えて製造されていたスペースリープ装置が、神々の技術を加えて完成。優先的に〝先生〟とリルフィのふたりへ適用する決議が承認された。 |
★ | 空間跳躍。 |
旧時間軸/第6星界・二周目
34 | 直前に肌がピリつくような気配を感じ、気付いた時には見知らぬ場所へ転移していた。記憶は保持。九頭竜学園ではトラブルが日常茶飯事だったため、なんらかの事故に巻き込まれたと直感的に判断。特に不安は無かったが、大好きな〝先生〟の姿が見当たらないことに狼狽えた。 |
35 | 不可視の斬撃を受け、衣服が引き裂かれる。気力と体力を削がれる感覚。初体験の「虚のさざなみ」だった。 |
36 | 恥ずかしい姿をオリジナルXIII Type.XIに目撃される。九頭竜学園の生徒ではなかった。いわく、命令されて仕方なく別時空からの来訪者(パニッシャー)を招集しているという。リルフィは〝先生〟の捜索が済んでいないことを理由に断った。リルフィ時空とは異なる時空に放り込まれてしまったのだと認識。 |
37 | いずれ叶うだろう〝先生〟との再会時、立派にナビゲーションできるよう情報収集を開始。五つの世界は停戦こそしていなかったが協調姿勢。神々は討滅されていた。ブラックポイントの発生から約4年が経過した時間軸であり、ク・リトなる未知の存在も把握。 |
38 | 魔人ソリトゥスに興味を抱かれ、懇意となる。リルフィ時空でも交流のあった人物であり、他人の夢を垣間見る稀有な能力持ち。彼女と一緒にこっちの時空のゼクス使いたちを見守ることで、情報収集は大いに捗った。 |
39 | 結論として〝先生〟の不在が現実味を帯びる。原因も不明。いずれ迎えに来てくれると信じ、ペンドラゴン使徒教会大阪支部での居候生活が始まった。気さくな性格から、商店街のご近所様とも仲良くなる。 |
40 | パニッシャーでも際立って特徴的なリルフィの元へ、ポラリスとミカエルが来訪。四人でソトゥミカ放送局へ出演。さりげなく正体を探られる。トゥルードラゴンであるとの分析結果を、リルフィは頑なに否定。 ▶ ソトゥミカ放送局 |
41 | 竜の姫君が善意から撒き散らす災厄と、プリンセス・マギカ レヴィーが悪意から撒き散らす厄災への対策を、こたつと鍋を囲みながら四人で協議。リルフィは異なる時空からの来訪者として助言に留め、ポラリスお付きのType.XIはひたすら寝ていた。 |
42 | さらなる別時空のパニッシャーが多数召喚されたと耳にし、青の世界へ出向。残念ながら〝先生〟の姿はなかったが、リルフィよりも先のタイミングで召喚されたという九頭竜学園の生徒数名と再会を喜び合う。 |
43 | レヴィーが現出させたワールドアバターの討滅戦に、大勢のパニッシャーとともに参戦。……しようとした矢先、黒崎神門から〝戦力にならない〟とストップが掛かる。〝先生〟不在の戦力低下を自覚していたため、不承不承引き返した。ご意見番として黒崎神門超常現象研究室へ配属される。 |
44 | リルフィ時空よりも遥かにたくさんの別時空と繋がっていることから、時空の歪みが限界を迎える可能性を懸念。 |
45 | ワールドアバターとの戦いを終えたパニッシャーたちが消滅。全員がそれぞれの時空へ還っていった。リルフィだけが残留したことに対し、神門から役割を問われる。明確な答えを返せなかった。 |
46 | 黒超研の倉敷世羅、ニーナ・シトリー、黒崎春日、青葉千歳の四人と竜の巫女たちがプリンセス・マギカ レヴィーとの戦いへ臨む。やはり出撃を認められなかったリルフィは行く末を見守った。 |
47 | 円環は「螺旋」へ。 ▶ 英雄達の戦記LV最終戦:成功 |
★ | 時空跳躍。 |
新時間軸/第6星界・三周目
48 | 直前に肌がピリつくような気配を感じ、気付いた時には異なる場所へ転移していた。記憶は保持。やはり〝先生〟の姿はない。 |
49 | どことなく見覚えのある商店街。状況把握のために行き交う人々へ声を掛けるが、誰もが視線を逸らせて逃げてゆく。日中にも関わらず、多くの店舗がシャッターを下ろした。どこからか〝魔人は出ていけ!〟〝ガーディアンに連絡を!〟〝守護者殺しじゃないのか!?〟といった声も聞こえた。 |
50 | 地名と景色から、しばらく過ごした大阪の商店街だと気付く。すぐさまペンドラゴン使徒教会大阪支部を訪ねたが、記憶に残る薄汚い雑居ビルは綺麗に改装されていた。ふたりいる宣教師は高校へ行っており、不在。どちらもソリトゥスという名前ではないという。 |
51 | 教会関係者から汚物を見るような視線を向けられ、遠巻きにスマホを向ける人間もちらほら。騒ぎを聞きつけてポラリスとミカエルが現れた。安堵の表情を浮かべるリルフィに対し、ふたりは初めて会ったような反応。あからさまに警戒されたのち、急ぎの用事があるからと喧騒の彼方へ姿を消した。去り際に尻尾を隠すよう助言される。 ▶ NF DramaCD 22「ねむる記憶のリルフィ」 |
52 | 失意と困惑のなか場所を移し、情報収集を再開。約1年前(ブラックポイント発生から3年経過)の時間軸へのロールバックが判明。〝先生〟との距離がさらに遠のいたことにショックを隠しきれない。黒の世界が人類共通の仇敵として認識されており、ディアボロスのような尻尾が嫌悪の対象だったことも理解した。 |
53 | リルフィ時空で世話になったベガを頼るため、ブラックポイントを通じて青の世界へ移動。不審人物として数理妖精リウェットに生命を狙われる。必死の命乞いをしているうちに治安維持部隊の目に留まり、詰め所へ連行された。 |
54 | 数日の監獄生活ののち、ついにベガとの面会が叶う。傍らには青の竜の巫女ユイの姿もあったが、ふたりとも当然のように初対面の反応を示した。時間を遡ってる以上は仕方がないことと受け入れた。 |
55 | 旧時間軸でブラックポイントが発生してからの4年間について、特に青の世界に関係する出来事について、知る限りの歴史を伝えた。プリンセス・マギカ レヴィーについては通じず、革命戦終結の経緯など噛み合わない部分もあったものの、徹頭徹尾マトはずれというわけでもないようだった。 |
56 | 青の世界の技術に精通し、数多くのゼクス使いや竜の巫女の存在まで知っている不思議な少女。極めつけは、種族トゥルードラゴン。表向きは別時空からの来賓として、裏向きは要観察の謎生物として、勾留は解除された。 |
57 | 軟禁状態とはいえ、施設内の移動は比較的自由だった。データバンクにアクセスし、新時間軸で進行中の歴史などを調べ、未知の情報をレポートに記してゆく。 ▶ リルフィの〝こっちの世界〟レポート |
58 | いまとなっては懐かしい九頭竜学園を想起させる環境に、すっかり気が緩んでしまう。監視カメラに隠していた尻尾が映り込み、最終的に追放処分となった。ディアボロスのような尻尾があっても疎まれない、黒の世界の温和なゼクスが所属するレジスタンス組織「バシリカ・トゥーム」へ身を寄せようと考える。 |
59 | 不安な気持ちになるほど、内側に抱え込んだ得体の知れないナニカを自覚。〝もう嫌です。無理です。独りは寂しいんです。こんな世界、居たくない……。こんな世界、見たくないですッ!!〟と、隠してきた本音をぶちまけた。 |
60 | ソリトゥスと偶然の再会。初めて出逢った記憶保持者が旧時間軸の友人であることに歓喜したのも束の間。枢要大罪“憂鬱”アスタロトとなっていた彼女から「リルフィちゃんメモ」を渡される。そこには本人さえも知らない様々な推測が記されていた。 |
61 | 正体は神々に創造された邪神竜。与えられた役割は人類の滅亡。リルフィ時空は完全消滅。〝先生〟はどこにもいない。たまに垣間見る「未来のビジョン」から、薄々気付いてはいたこと。けれど、深く考えないよう目を背けていたこと。推測ながら極めて信憑性の高い情報を一気に突きつけられたリルフィは―― |
62 | 失われたすべての記憶を取り戻す。アスタロトは何事も無かったかのようにその場を立ち去った。 |
63 | 絶望の底。 |
64 | うわごとのように自問自答を呟く。〝先生〟が答えを囁いてくれたような気がし、勇気付けられた。 ▶ つぶやき① ▶ つぶやき② ▶ つぶやき③ ▶ リルフィのお悩み相談:BEST展開 |
65 | 優しくあれ―― 極めてシンプルなこの言葉こそ、〝先生〟と交わした約束。〝先生〟なきいま、リルフィに託された役割だった。 |
66 | 凶悪なク・リト姉妹「トライバル・トランサー(TT)」アビィ&ベティの襲撃を受ける。ふたり掛かりで憑依され、抵抗虚しくワールドアバターの集合体である邪神竜の姿となってしまう。 |
67 | なんとか意識を手放さずに済んでいるが、身体の支配権を徐々に奪われてゆく。そして、破壊意思を掌握したTTによる蹂躙が始まる。 |
68 | 別時空からの来訪者、鬼神野シュリ・各務原あづみ・天ノ川衣奈・東雲纏・月形由仁とそのパートナーゼクスが出現。5組のパニッシャーは制御が利かずに暴れ回るリルフィの討伐を開始した。 |
69 | 青の世界の治安維持部隊が到着。その先頭にそびえ立つのは、ローレンシウム・サイクロトロン・シンクロトロンの三神器。パイロットは間違いなく見知った面々。リルフィは失くしかけた気力を振り絞り、自分を物のように扱うTTに抗った。彼女の内側に眠る、もうひとつの魂とともに! ▶ つぶやき④ |
70 | 時間切れとなったパニッシャーたちが強制送還される直前、由仁によって威力を増幅されたあづみと衣奈の合体技「破邪の光」が放たれる。リルフィは〝お願いです。助けてください。強い心を教えてください。心の声を聴いてください。私が皆さんをサポート出来るように!〟と、音にならない声を心から叫び―― |
71 | 人の姿「L.Y.R.P.H.」へ戻る。魂を操作するきさらに弾き出されたアビィとベティは、治安維持部隊カーバンクルに拘束された。しかしながら、青の世界に連れ帰る危険性が考慮され、その処遇については懲罰委員会と協議されることとなる。 |
72 | 再び何者かが邪神竜の力を利用しないとも限らない。だが、七尾の強い申し出と青の竜の巫女ユイの後押しがあり、リルフィは青の世界に保護される運びとなった。 |
73 | きさらがリルフィの内側にもうひとつの魂が存在していると告げる。すぐに〝先生〟であると確信したが、その魂は非常に衰弱しており、迂闊に触れられない状態にあるという。それでも、知らず涙がこぼれるほど嬉しかった。 |
74 | 青の世界への移動中、大和を追跡中のガルマータとアニムスを発見。アニムスも魂の操作に関してはエキスパートであり、リルフィ同様に魔人の尻尾のせいで肩身の狭い想いをしている。リルフィの境遇に共感したアニムスは大和の件をガルマータへ託し、リルフィの手を取った。 |
75 | 青の世界のセントラルタワーでアニムスとの共同生活を開始。ユイとともに〝先生〟の救済手段や新時間軸の謎解明を進める。〝二周目(旧時間軸)〟や〝一周目(リルフィ時空①②)〟を知る重要参考人として高い権限が与えられ、データバンクへのアクセス許可も公に降りた。 |
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PT | リルフィ |